検証・統一協会=家庭連合
統一教会の被害にあった人は、みなまじめで、素直な人たちだ。
加害者でありつづける信者たちも、かつてはまじめで素直な嘘をつけない人だった。
統一教会は宗教を組織的な資金集めの手段とし、人集めの道具に悪用している。
反社会的な犯罪行為・違法行為を正しいこと、信者としてなすべきことと思い込ませ日々実践するような人格に彼らを変容させている。
世界平和統一家庭連合(略称「家庭連合」)と名称を変えて、文鮮明の死で内部分裂をしても巧妙に仕組まれる霊感商法の手口は変わらない。
本書は、1993年春に刊行した『検証・統一協会―霊感商法の実態』をその後24年間の統一教会の被害救済の活動を踏まえて、ほぼ全面的に書き直した。
著者:山口広
1949年福岡県生まれ。1972年東京大学法学部卒業。1978年4月弁護士登録(第二東京弁護士会所属・東京共同法律事務所在籍)。1987年5月全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長(現在まで)。2005~6年度日弁連消費者問題対策委員会委員長。2009年11月~2013年8月内閣府消費者委員会委員。2013年5月MRI被害弁護団弁護団長。この外、山一抵当証券被害弁護団、ジーオーグループ被害弁護団、カルテのないC型肝炎被害弁護団の弁護団長や日航機墜落事故(御巣鷹山)と中華航空機墜落事故(名古屋)の被害者団の代理人などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版:緑風出版 (2017/4/6)
検証・統一協会=家庭連合