復刻版 まっかなまっかな木
生きる力がわいてくる!!三浦綾子、唯一の絵本。
小さな男の子「まあちゃん」が、自宅近くの草原に立つ1本のりんごの木にたどり着くまでの小冒険を描いた物語。
1975年に原作が発表され、2002年に絵本として復刊されたものの、入手困難になっていた希少な作品の復刻版。
絵は三浦綾子と交流があったダウン症の画家・岡本佳子。
三浦綾子記念文学館開館20周年記念復刻。
みうら/あやこ
三浦/綾子。1922年旭川市生まれ。旭川市立高等女学校卒業後、小学校教員となり、7年間勤務。46年6月、肺結核を発病後、脊椎カリエスを併発して13年間闘病生活を送る。59年三浦光世と結婚。64年夏、朝日新聞1千万円懸賞小説に「氷点」が入選。著書は「道ありき」「母」「銃口」ほか多数。これからの文学的達成に対し、次のような各賞が贈られている。旭川市文化賞(1965年)北海道新聞文化賞(94年)、井原西鶴賞(第1回、96年)、北海道文化賞(前同)、アジア・キリスト教文学賞(第1回、97年)、北海道開発功労賞(前同)
おかもと/よしこ
岡本佳子。1971年札幌市生まれ。翌年、ダウン症と診断される。1歳半ごろから絵会話を学び、その才能を発揮しはじめる。87年、道教育大付属小中学校ふじのめ学級卒業、90年、札幌市立豊明高等養護学校卒業。主な入賞作品と出版活動は次の通り。83年10月に国際障害者年絵画コンクール特選に入賞、87年7月に北海道青少年科学文化振興賞芸術部門受賞。93年5月、絵本「円山八十八ヵ所のおじぞうさま」が全国学校図書館協賛会の選定図書に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版:北海道新聞社
復刻版 まっかなまっかな木