コンパクト聖書注解 雅歌
神が登場しない世俗的な男女間の恋愛を描く「雅歌」。
一貫した筋があるとは思えないこの書は私たちに何を語りかけようとしているのか?
堅実な翻訳と明快な注解によってその意味を説き明かす。
オランダの改革派の伝統に立つ、穏健・堅実な聖書注解。
[目次]
緒論
表題
この女性は渇望している
合唱隊が道を示す
乙女よ、君は何と美しいことか!
愛する人の芳香
恋している二人にあっては、どんな言葉も正確に的を射ることはできない
何ものも愛情の深化を止めることはできない
二人の間の愛はほかのいかなる人の存在をも許容することはできない
夜になってもずっとその渇望は続いている
結婚式のパレード
ああ、何と美しいことであろう、この乙女は!
愛の恍惚
愛の園において
適時は過ぎ去った
ああ、何と美しいことか、私の若者は!
知っている道を尋ねるのであろうか
本当にあなたは女神のように美しい
愛の中に遭っても軽薄であってはならない!
シュラムの乙女の舞踏
あなたはシュロの木である、最愛の人よ!
私といっしょに野原に入りましょう
雅歌の終止の和音
結びに当り、我々の時代にとっての雅歌
著者:H・ミュルデル
訳者:西田隆義
出版:教文館
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