クリスチャンであるとはー N・T・ライトによるキリスト教入門
私たちは、なぜ世界が正されることを願うのか?
なぜ霊的なものに渇望するのか?
なぜ人間関係で傷つくことが多いのか?
なぜ美に魅了されるのか?
これらの問いはN.T.ライトによると、あらゆる世代を通じて人類が追求してきた難問であると同時に、私たちの心から憧れる存在から届く、かすかな声の響きであるという。これらの問いは、二千年を通して伝えられてきた聖書のメッセージ、キリスト教の中心に私たちを導く。
これらの問題提起を第一部とし、第二部で、世界の創造主(神)との関係、混乱した世界の解決への道を聖書から解説し、世界を刷新する神の計画、イエスの中心的役割を明らかにする。
第三部では、イエスに従う信仰生活の意味と実践について述べ、神の壮大な計画の実現という、驚くべき希望を示す。 本書は、宗教に関心のない人、キリスト教をまったく知らない人、複雑さ、難解さに戸惑う人に、分かりやすく新鮮な切り口で聖書のメッセージのダイナミックな全体像を浮き彫りにしてくれる。
第一部 ある声の響き
第1章 この世界を正しいものに
第2章 隠れた泉を慕って
第3章 互いのために造られて
第4章 この地の美しさのために
第二部 太陽を見つめる
第5章 神
第6章 イスラエル
第7章 イエス──神の王国の到来
第8章 イエス──救出と刷新
第9章 神のいのちの息
第10章 御霊によって生きる
第三部 イメージを反映させる
第11章 礼拝
第12章 祈り
第13章 神の霊感による書
第14章 物語と務め
第15章 信じることと属すること
第16章 新しい創造、新しい出発
結び──さらなる展開のために
著者:N・T・ライト
訳者:上沼 昌雄
出版:あめんどう
N.T.ライト(Nicholas Thomas Wright)
セント・アンドリュース大学神学部教授。前ダラム主教。専門は新約学、初期キリスト教学、史的イエス研究、パウロ神学の研究。ケンブリッジ大学、オックスフォード大学等で教鞭をとる。80冊以上の著作、多数の論文、世界各地での講義、各種メディアでの盛んな発信により、現代で最も影響力のある神学者の一人。邦訳『コロサイ人へ手紙、ピレモンへの手紙』(ティンデル聖書注解)
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