信仰による祈り THE PRYER OF FAITH
推薦のことば 高松コミュニティチャーチ教師 櫛田節夫 私がJ.O. フレイザーの名を初めて目にしたのは1961 年『キリスト者生活の諸問題』(オズワルド・サンダース著)の中であった。香川県という保守的な地の教会への赴任を前に恐れおののいていた。しかし、フレイザーのリス族宣教の勝利の証をみ、これで闘えると確信し、赴任直後米国から彼の伝記「山脈を越えて」を取り寄せ、確信は更に強まった。本書はフレイザーの宣の勝利のプロセスの要約である。 ジェームス・アウトラム・フレイザーは、大学副学長の父と敬虔な母の第三子として1886 年誕生。ロンドン大学電気工学科を特待生で卒業、才能豊かなピアニストでもあった。20 歳で明確な回心、21歳で中国奥地宣教団(現OMF インターナショナル) に志願し1909 年23 歳で中国南西の雲南の三千メートル級のメコン・サルウイン峡谷に点在するリス族を目指した。 リス族語の学びと魂の獲得の壮絶な闘いが始まった。悪霊を恐れるリス族は救霊した途端再び悪霊崇拝の暗闇に吸い込まれていった。彼自身の献身的な祈りと故国の母の群れの祈りと宣教師たちの祈りの緊密な連帯に応え、1915 年神は深い臨在を通て 彼の特定の祈り(百家族以上の救い)に生ける信仰を与え、彼は契約が結ばれたように感じた。この時から彼の愛するリス族の上に燎原の火のように救いが及び、数千人が救われ、神の栄光が現される御業がなされ1950 年以降も続いている。 本書は、「救霊のための信仰による祈り」を求める人々の必読の書と言えよう。
著者:J.O.フレイザー
出版:イーグレープ
信仰による祈り THE PRYER OF FAITH
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