神学と哲学
神思想と世界概念の共属性を明らかにする
三一論、創造論、受肉などの神学的主題は、哲学的にどのように論じられてきたのか?
自然科学的世界観に基づく現代に、キリスト教的神理解はなぜ必要なのか?
20世紀を代表する神学者が、未来の神学と哲学の進むべき方向を指し示す。
本書は、1993-94年に行われたミュンヘン大学での最終講義をもとに、神学を学ぶ人のための哲学入門書として書かれた。
「哲学の基礎知識がなければ、われわれは、キリスト教神学がどのようにしてその歴史的形態を獲得したのかを理解することができないだけでなく、現代においてキリスト教の教理の真理要求に関する独自な、そして基礎づけられた判断に到達することもできない。
これらの諸問題に意味のある仕方で取り組むためには、その中で組織神学的判断形成が遂行される哲学的問題の地平の十分な知識が要求される。釈義的、哲学的、教理史的-神学史的知識の結合によって初めて、われわれは、キリスト教の諸問題について論証し、また判断することができるようになる。」(「序論」より)
【目次】
序
序論
第一章 哲学と神学の関係規定の諸類型
第二章 キリスト教によるプラトン主義の受容
第三章 キリスト教神学に対するアリストテレスの影響
第四章 ストア哲学とキリスト教思想の関係
第五章 哲学の諸テーマの存続に対するキリスト教の貢献
第六章 キリスト教からの近代文化の解放
第七章 近代初期にとって決定的な哲学のアプローチとその神学的妥当性
第八章 カントと、神学に対するその影響
第九章 初期観念論
第十章 ヘーゲルの体系思想
第十一章 人間学への方向転換
第十二章 現代における神学と哲学
註
訳者あとがき
人名索引
出版:教文館
著者:W.パネンベルク
訳者:佐々木勝彦
発売/発行年月: 2026年7月
判型: A5
ページ数: 418頁
神学と哲学