統一教会・現役二世信者たちの声

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高額献金の問題、銃撃事件の衝撃。

社会を揺るがせた出来事の裏で、声を上げ続けてきた二世信者たちがいる。
教団の改革を望んできた彼らは、いま、解散命令という節目をどう受け止めているのか。

教団と世間の狭間でゆらぎ、葛藤し、傷つきながらも、 信仰の拠り所を探し続ける――。
9人の現役二世信者が初めて語った「ほんとうの声」を収めた一冊。

【目次】
第1章 壁の向こうの言葉

第2章 二世信者たちの声
1.アカリさん(20代・祝福二世)
――銃撃事件があってから、「こういうのを恨んでた」って口にする二世が多くなって。

2.ミユキさん(30代・祝福二世)
――何で自分はこの教会にいるの? いなくてもいいのに、いることを選択した自分ってなんだろう。

3.ナミさん(20代・信仰二世)
――私たちは間違って生まれたの? 生まれてくること自体が悪なのか。

4.サトルさん(40代・祝福三世)
――自分の中にも宗教への怖さとか嫌悪感があったんです。だから教会にも通わなくなりました。

5.トモキさん(30代・祝福二世)
――拉致監禁した人たちを悪魔だとは思っていないです。でも監禁された母にとっては悪魔ですよ。

6.トモカさん(20代・信仰二世)
――やばい、私そこの信徒なんだけどなー。すみません、この料理信徒が出してるんですけどー。

7.ゴロウさん(20代・祝福二世)
――祈れば全て解決する、とか。でも信じても変わらないこともありますよね。

8.ユウヤさん(20代・祝福二世)
――変われなかったらなくなるな。なんとかして変えてみせるって思っています。

第3章 統一教会は変わることができるのか
1.小嶌希晶氏(「信者の人権を守る二世の会」代表)

――私は教団を含む誰の代弁もしない。自分の言葉で、自分の責任で発信する。

2.勅使河原秀行氏(家庭連合 教団改革推進本部長)

――あの頃は朝アパートを出ると毎日テレビカメラが2台ぐらいは外に来ていました。

3.山口広氏(弁護士・全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人)
――自分が自分の感覚として、これが納得できるかなということを常に思ってほしい。

私たちはどうすべきか(あとがき)

著者:瓜生崇(ウリウ タカシ)
1974年、東京都生まれ。電気通信大学中退。大学在学中に浄土真宗親鸞会に入会、同講師部にて12年間の活動後、脱会。脱会後にIT企業や印刷会社のシステムエンジニアを経て、2011年から滋賀県東近江市の真宗大谷派玄照寺住職。脱会後はカルトの脱会支援活動に尽力するほか、大学や高校、寺院などでカルト問題啓発のための講演をしている。大阪大学キャンパスライフ・健康支援・相談センター招へい教員。
著書に『なぜ人はカルトに惹かれるのか――脱会支援の現場から』(法藏館)ほか。

出版社 ‏ : ‎ 法蔵館 (2025/5/23)

統一教会・現役二世信者たちの声

1,980円(本体1,800円、税180円)

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