テオーシス 東方・西方教会における人間神化思想の伝統 新装版

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〈聖なる交換〉

人が神となるために神が人となった。

東方・西方教会の思想家たちが伝えてきたキリスト教の真髄が明らかに。



序章  東西キリスト教における神化思想

東方キリスト教における神化思想

第一章  プラトン主義と神化思想の萌芽──東方教父思想における「神に似ること」概念の編y王

第二章  ニュッサのグレゴリウスにおける神化思想──人間本性の開化・成就と神化への道

第三章  証聖者マクシモスにおける神化思想──神化の道行の動的かつ全一的かたち

第四章  デュオニュシオスの神化思想──ヒエラルキアと不知の暗黒

第五章  ディオニュシオス『神秘神学』におけるヒュムネイン(讃えること)──「彼方」の招きと拒絶

第六章  パラマスにおける神化思想──東方的伝統と独創

女性神秘思想における神化思想

第七章  ハーデウィヒの神化思想

第八章  マルグリット・ポレートの神化思想──源流と波紋、火と水の比喩を中心に

ドイツ・ドミニコ会学派における神化思想

第九章  フライベルクのディートリヒの神化思想──「神の像」としての人間知性の観点から

第十章  モースブルクのベルトルトにおける神化思想──神的人間論の観点から

エックハルトにおける神化思想

第一一章  エックハルトの「魂における神の子の誕生」教説と「神性への突破」教説

第一二章  エックハルトにおける人間神化と関係的存在論

第一三章  エックハルトの神化思想と異端断罪

エックハルト以降の神化思想

第一四章  タウラーの神化思想──エックハルト断罪以後という観点から

第一五章  ゾイゼの神化思想──西方キリスト教におけるキリスト中心的霊性

第一六章  リュースブルクの神化思想

近世・近代の神化思想

第一七章  クザーヌスの神化思想──神と被造物を隔てる二分法的限界と人間の完全性

第一八章  イグナチオ・デ・ロヨラの神化思想──自己無化の下降的動性による一致と涙

第一九章  スペイン神秘主義における神化思想──十字架のヨハネとアビラのテレサ

特別寄稿  闇は澄潭にその影を照らす──天地創造の場に居合わせたのは誰か


出版社: 教友社
編著: 田島照久・阿部善彦

発売/発行年月: 2024年12月
判型: A5
ページ数: 551

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4,290円(本体3,900円、税390円)

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