不安と孤独の処方箋 病の教訓、聖書のヒント

  • 不安と孤独の処方箋
病の教訓、聖書のヒント
クリスチャンの精神科医が伝える、こころの健康を守るためのヒント集。

誰もが抱える不安と孤独。これらはメンタルヘルスを脅かす一方、不可欠な場合もある。クリスチャンの精神科医が心と体のつながり、病から得られるヒントなどを専門的知見からわかりやすく解説。また聖書的思索も含めながら、こころの健康を守るためのヒントを提言する。

1.病気と健康の基礎知識
精神疾患は増えているか
精神疾患は「こころの病」か
「障害」と呼ばれる理由
健康の三つの柱
こころを支えるからだの土台
食と食卓
遺伝の問題
環境と生い立ち
パーソナリティの問題
汝自身を知れ
死別と抑うつ
それでも人生にイエスと言う

2.病気が与えるさまざまなヒント
うつ病〜ストレスフリーでもうつになる
双極性障害〜自分自身の気分とつきあう
適応障害〜コミュニティーの問題
PTSD〜戦争・災害神経症
統合失調症〜誤解と疎外
パニック障害〜医薬の効用、説明の力
依存性疾患〜脳を乗っ取る物質と行動
行為依存と摂食障害〜現代社会が生み出す病気
心身症〜口べたな心と雄弁な体
依存性疾患と偶像崇拝
自殺について
あらためて病の意味を問う

3.不安と孤独の影と光
なぜ不安になるのか
不安は伝染する
病的な不安と現実的な不安
「不安ゼロ」がゴールではない
外からくる不安と内にある不安
ものは考えよう〜認知療法のこと
分離不安と対象恒常性
ロビンソン・クルーソーは孤独だったか?
孤独を悪性化させるもの
同調と適応の落とし穴
不安と孤独に耐える力
リトリートのすすめ

4.折れないこころを養うヒント
脳を大事に
安息日の叡智
スマホ脳から自然との絆へ
断酒会の奇跡
AAの12ステップ
無批判の語り合い
この指とまれ〜集まるという闘い方
集いが養う自己肯定
第四の柱 スピリチュアリティ
スピリチュアリティは現実の力
疲れない理由
肚を決めて生きる

[著者紹介]石丸昌彦(いしまる・まさひこ)
1957年生。愛媛県出身。1979年東京大学法学部卒業。1986年東京医科歯科大学医学部卒業。1994〜97年米国ミズーリ州ワシントン大学精神科留学。1999年東京医科歯科大学難治疾患研究所講師。2000年〜桜美林大学助教授、教授を経て、2008年〜放送大学教授。専攻は精神医学。キリスト教メンタルケアセンター(CMCC)副理事長。日本基督教団柿ノ木坂教会員。

出版年月日 2024/12/02
ISBN 9784818411791
判型・ページ数 4-6・224ページ

日本キリスト教団出版局

不安と孤独の処方箋 病の教訓、聖書のヒント

2,640円(本体2,400円、税240円)

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