恋愛論 (現代キリスト教双書)
※かなり古い本となりますので、ご了承のうえご購入ください。
愛しあっている男女が、人間を、非人間化し、疎外する社会的条件に気づき、その条件の変革のために闘ってゆく・・・
男女間の一現象としてではなく、人間存在の本質問題として恋愛を考察し、読者をして深い思索に誘う異色の論集。
[目次]
一章 女性の魅力(魅力ということ/魅力ある女性/女性の本質)
二章 男性の魅力(女性における感性的なもの/オイディプス王/男性の本質)
三章 男と女[その一](責任制と独自性/自己受容の問題/裸を恥じない男と女)
四章 男と女[その二](自己分裂/Sさんのこと/福音の光のもとに)
五章 不安と情熱[その一](三つの対立/束縛された自由/不安と情熱)
六章 不安と情熱[その二](自由の二義性/激しい魂/障害と情熱)
七章 欲情と恋愛(魂の力量/スタンダール批判/欲情と恋愛)
八章 エロスと恋愛(プラトンの『饗宴』/イデアへの愛/エロスと恋愛)
九章 アガペと恋愛(長老ゾシマと僧院長/深淵の自覚/アガペと恋愛)
十章 友情と恋愛(直接的な相互主体性/性格の魅力/友情と恋愛)
十一章 恋愛の問題性(嫉妬/恐れ/羞恥)
十二章 恋愛と高めるもの(恋愛の意義/喜びと苦痛/恋愛を高めるもの)
終章 残された問題
出版: 教文館
著者: 高木幹太
1962年11月
判型: 新書
ページ数: 150
恋愛論 (現代キリスト教双書)