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A4判、引照・注なし、専用化粧箱入り
日本語による最初の講壇用聖書は今から126年前、文語訳(明治元訳)完成9年後の明治29(1896)年に発行されました。次いで昭和2(1927)年、新約聖書を大正改訳に変えた講壇用聖書が発行されました。いずれも本革装、厚表紙、三方金の重厚な装幀であり、今日の大型講壇用聖書の原型となるものです。
その30年後(1957年)に発行された口語訳講壇用聖書、さらに34年を経て新共同訳講壇用聖書(1990年)は、広く国内の教会で用いられてきました。
それから30年後「聖書協会共同訳」が登場。いよいよ、2022年、その講壇用聖書の製作を開始いたします。
ご注文をいただいた後、ヨーロッパの伝統が今も生きるオランダの工房の職人により、一冊一冊、丁寧に製作します。このためお時間をいただきますが、ご満足いただける一冊をお届けできると確信しております。
教会、教育機関、ブライダル、職場、ご家庭などそれぞれの場で、キリスト教の伝統と信仰を大切に育み、次世代へと継承するために、聖書協会共同訳講壇用聖書が広く用いられることを、心から願っております。
これまで講壇用聖書の製作はおもに国内で職人の手によって行われてきました。しかし、聖書協会共同訳講壇用聖書の製作準備を始めた当協会出版部は、種々の理由により国内製作がもはや不可能であることに行き当たります。
そこで海外製作の道を探り、カロフ聖書(バッハが使用した聖書)のファクシミリ版(日本では教文館が取り扱い)の製作を行っている、オランダのフォプマ・ヴィエール製本所で製作することになったのです。
この製本所はヴィッツェ・フォプマ氏がオランダ北部・ヴィエール村に持つ工房で、特殊製本の出版物をドイツ国内のみならず、日本などの海外から多数請け負っています。フォプマ氏は、欧州の伝統的な手工芸としての製本方法と現代の技術を融合し、美術作品ともいうべき数々の本を製作しています。
印刷工程を終えた聖書の本文(ブックブロック)は、小口の三方金を付ける作業のためにフォプマ氏自身がスイスアルプスの北側にあるシュメリコンという町まで片道905キロ、約10時間をかけて車で持ち込み、作業完了後に大切に持ち帰ってから最後に革表紙を付ける作業を行うといいます。
革表紙に施される金箔押しは、聖書協会共同訳の装幀を一貫して手がけてきたymegraphicsの三輪義也氏による洗練されたデザインです。
このように手をかけて生み出されるのが、今回ご案内する「聖書協会共同訳講壇用聖書」なのです。
商品の詳しい内容は、以下より↓
https://www.bible.or.jp/wp-content/uploads/2021/03/SI98_leaflet.pdf
日本聖書協会
330,000円(本体300,000円、税30,000円)