キングダムセミナー 神の国の現代的現れとその将来
1998年1〜5月に東京西池袋にて開かれた「神の国」についての集会で語られた内容を文書化したものです。
今、私たちが歩んでいるこの日々は、教会時代から次の時代に移る過渡期の時代です。これまでの時代には失われたり隠されていた多くの真理が、回復され、伝播されていく時代に私たちは入っているのです。過渡期というのは、到来するものを迎える喜びとともに、少なからず混乱と戸惑いがつきものです。
この回復の最中にあっても、ある人々はこれまでと同じように励んでいるのに、なぜか以前と同じ手応えを感じることができなくなっていることに気が付き始めます。なぜなのか。それはその時期における回復の油注ぎが変化してきているからです。かつて旧約の時代から新約の時代へと移り変わる大きな過渡の時代がありました。当時の人々も、二つの時代の大きな違いに戸惑っていたのです。
私たちのこの日々も、まさにそれと同じほどの変化の時代であると言ってもいいでしょう。この変化を神ご自身がもたらしているのです。しかし、神の業が人間の視点で受け取られる時、戸惑いと不必要な混乱が生じてしまいます。その結果、回復の果てにある目的地に着けないとすれば悲劇です。新しい酒には新しい皮袋が必要です。
救われた私たちは、単にキリストに対する信仰でなく御子の進行を受け取って御霊によってキリストの身丈にまで成長していきます。神の国の真理、秩序を学んで行きましょう。
著者:浅原修一(東京クリスチャンチャペル 牧師)
(自費出版 泉キリスト栄光教会扱い)
キングダムセミナー 神の国の現代的現れとその将来