ケノーシス

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大量消費時代と気候変動危機における祝福された生き方

自己を空しくするという生き方
エコフェミニスト神学を力強く牽引してきた著者の、生前最後の書となった渾身のメッセージ。
ジョン・ウルマン、シモーヌ・ヴェイユ、ドロシー・デイら、社会の外的変革と霊性の内的深化とを結びつけた先達の生き方に学び、危機の時代の新たな倫理と死生観を探る。
いま私たちに必要な神学がここから始まる。

【目次より】
序文――宗教、エコロジー、経済学
第1章 「自分の話はもうたくさん」――アウグスティヌスの『告白』とフェイスブックとの関係
第2章 「私たちはどこにいるのか」――地球で良い生き方をすること
第3章 聖人たちの生涯――ジョン・ウルマン、シモーヌ・ヴェイユ、ドロシー・デイ
第4章 聖人たちの実践 1――他者の物質的必要に留意するための自発的貧困
第5章 聖人たちの実践 2――地域レベル・地球レベルにおける普遍的な自己の成長
第6章 「あなたの話ではなく」――ケノーシスという生き方
第7章 ケノーシスの神学
第8章 この後どうすればよいのだろうか――個人として、職業人として、公共意識を持つ市民として、ケノーシスの生活を送る

【著者について】
サリー・マクフェイグ(Sallie McFague)
1933年生まれ。イェール大学で学位取得。カール・バルト、リチャード・ニーバー、ゴードン・カウフマンらの影響を受ける。ヴァンダービルト大学、バンクーバー神学大学で教鞭をとった。宗教言語の隠喩的本質の研究から出発し、フェミニスト神学やエコロジーの神学に大きな貢献を果たした。2019年逝去。

【訳者について】
山下章子(やました・しょうこ)
東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。カリフォルニア大学サンタバーバラ校に留学、現地にてキリスト教の洗礼を受けた。英会話学校講師、翻訳者。主な訳書は『神に失望したとき』『私の知らなかったイエス』(フィリップ・ヤンシー著、いのちのことば社)など。

サイズ:A5判 398ページ

著者:サリー・マクフェイグ
訳者:山下章子

出版:新教出版社
発売:2020/11/24

ケノーシス

4,400円(本体4,000円、税400円)

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