聖書学古典叢書 ガリラヤとエルサレム 復活と顕現の場が示すもの
近現代聖書学の古典的名著シリーズ、キリスト復活の重要な二つの地をめぐる論考
復活したキリストの顕現した場《ガリラヤとエルサレム》に注目し、マタイとマルコは「ガリラヤ」、ルカ(福音書、使徒行伝)が「エルサレム」としたことにどのような意味があるのかを追究する。そして重要なこの二つの地について、イエス物語、原始教会の歴史などを通して解き明かす。
【目次】
まえがき
Ⅰ.キリスト顕現の問題点
1.新約聖書の記事
2.外典の記事
3.今日の神学的研究状況
Ⅱ.福音書の記事
1.マルコ14:28と16:7
2.マタイ28:1-18
3.ヨハネ21章
4.Ⅰコリント15:5-8とルカ24:13-51
5.ガリラヤ顕現記事とエルサレム顕現記事の相違
Ⅲ.イエス物語におけるガリラヤとエルサレム
1.マルコ福音書
2.マタイ福音書
3.ヨハネ福音書
4.ルカ福音書
5.キリスト論の問題
Ⅳ.原始教会の歴史におけるガリラヤとエルサレム
1.エルサレム
2.使徒行伝におけるガリラヤ
3.イエスの親族
4.「貧しい者」という考え方
5.人の子に対する信仰
Ⅴ.結論
1.原始教会の歴史におけるガリラヤ
2.原始教会のキリスト論におけるガリラヤ
3.共観福音書伝承におけるガリラヤ
4.ガリラヤ中心の見解とエルサレム中心の見解
5.ガリラヤでの顕現とエルサレムでの顕現
Ⅵ.原始教会の二重の起源
参考文献/訳者あとがき/聖句索引/著者名索引
E.ローマイヤー:著
辻 学:訳
A5判 上製 160ページ
出版:日本キリスト教団出版
聖書学古典叢書 ガリラヤとエルサレム 復活と顕現の場が示すもの
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