なぜ人間に倫理が必要か 倫理学の根拠をめぐる哲学的・神学的考察
倫理学の根拠をめぐる哲学的・神学的考察。
世俗化した現代、人間の倫理はどこに拠り所を求めうるのか?「キリスト教倫理」は存在し得るのか。
倫理学は思想史の中で、どのように出現し、どのような問題を扱ってきたのかを検証。
キリスト教倫理の可能性と普遍性を問う。
[目次]
第一章 現代の世俗文化における道徳と倫理学(近代社会の人間学的基盤と、教義学に対する倫理学の優位性/道徳的規範意識の解体/道徳の公的機能の喪失? ほか)
第二章 倫理学の根源状況と、その基礎づけのための最も重要な方法(習俗、法、そして倫理/善についての問いの解明としての倫理学/プラトンの善についての問いのキリスト教的改変 ほか)
第三章 倫理学の基礎──倫理学の最も重要な基礎づけの試みに対する批判的評価(カント倫理学の形式主義/自然法とキリスト教の戒めの倫理学 ほか)
第四章 神の国と倫理学(終末論的使信の帰結としてのイエスの律法解釈/愛と親切心/人間の被造性と愛の戒め ほか)
第五章 キリスト教倫理と、倫理的なものの人間的普遍性(キリスト教倫理という特別なものがあるのだろうか?/教義学との関係における神学の一分野としての倫理学 ほか)
第六章 世俗化された社会の文脈におけるキリスト教倫理の諸原理(自己実現と奉仕/自制心/結婚と家族/世俗的な国家におけるキリスト教的な行為)
著者:W・パネンベルク
訳者:佐々木勝彦/濱崎雅孝
出版:教文館
なぜ人間に倫理が必要か 倫理学の根拠をめぐる哲学的・神学的考察
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