キリスト教思想の形成者たち パウロからカール・バルトまで
7人の思想家からたどる神学思想史
バチカンから教授資格を停止されたカトリック神学界の異端児が、光彩陸離たる筆致で書き下ろしたユニークな神学思想史。
キリスト教2000年の歴史において大きなパラダイム転換を画した7人の大思想家たちを取り上げ、その生涯と歴史的背景を踏まえながら、彼らの果たした役割、その意義と限界を、鋭い思想史的洞察をもって解き明かす。
【目次より】
序
――神学への小さな入門書
パウロ
――キリスト教の世界宗教への夜明け
オリゲネス
――古代とキリスト教精神の偉大な統合
アウグスティヌス
――ラテン的・西方的神学の父
トマス・アクィナス
――大学の学問と教皇の宮廷神学
マルチン・ルター
――パラダイム転換の古典的事例としての福音への回帰
フリードリヒ・シュライエルマッハー
――近代の薄明の中の神学
カール・バルト
――ポストモダンへの移行における神学
エピローグ
――時代にかなった神学への指針
【著者について】
ハンス・キュンク
1928年生れ。スイスのカトリック神学者。ローマのグレゴリアン大学で学び、ドイツのチュービンゲン大学教授となるが、バチカン批判を強めたためカトリック神学部での教授資格を剥奪された。同僚のモルトマンらの尽力で別講座での講義を継続した。近年は世界エートスといった新たな思想を展開。著書『教会論 上』、『教会論 下』、『マリアとは誰だったのか』(共著)
訳者:片山寛
出版:新教出版社
キリスト教思想の形成者たち パウロからカール・バルトまで
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