C.S.ルイスの読み方 -物語で真実を伝える-
一人ひとりの内面を変革する物語
『ナルニア国物語』で多くのファンを得たルイス。無神論者だったルイスが信仰へと接近する心の軌跡と、その豊かな作品世界。友情、愛、希望など生きる上で核となるテーマを取り上げ、生きること、信じることの本質について語る。
私たちはそれぞれ自分自身のユニークな物語を持っている。しかし、私たち自身の物語は「壮大な歴史物語」、私たちの物語に新たな意味と重要性を与える「大物語」に結び付けられなければならない。……私たち自身の物語はより大きな何ものかによって枠が与えられており、それによって私たちは価値と目的を与えられる。(本文より)
【目次】
序文
1 壮大なパノラマ 人生の意味についてC・S・ルイスが考えたこと
2 信頼すべき旧友たち 友愛についてC・S・ルイスが考えたこと
3 物語で創られる世界 『ナルニア国』と物語の重要性
4 世界の主とライオン アスランとキリスト者の生き方についてC・S・ルイスが考えたこと
5 信仰について語る 護教論の方法についてC・S・ルイスが考えたこと
6 学問・知識を愛すること 教育についてC・S・ルイスが考えたこと
7 苦しみにどう立ち向かうか 痛みの問題についてC・S・ルイスが考えたこと
8 さらに高く、さらに深く 希望と天国についてC・S・ルイスが考えたこと
謝辞
補論1 C・S・ルイスに関する参考文献
補論2 C・S・ルイス略歴
注
訳者あとがき
著者:A.E.マクグラス
訳者:佐柳文男
出版:教文館
2018年10月30日
C.S.ルイスの読み方 -物語で真実を伝える-