基督教学研究 第35号
論文
古代イスラエルにおける富の問題──死海文書の知恵文書を中心に考える 勝村弘也 1
日本宣教の先駆者C・M・ウィリアムズのバックグラウンド
──十八、十九世紀の米国聖公会における神学的ダイナミズム 岩城聰 27
苦しみの叫びは何を求めているのか──神義論から宗教哲学へ 佐藤啓介 53
ティリッヒ「四一神論」の可能性──歿後五十周年に臨んで 近藤剛 79
魂を注ぎ出すこと──アウグスティヌスによる愛の聖書解釈学 須藤英幸 97
随想
良心の観点からの生死の問題 名木田薫 121
研究
ハンス=ゲオルク・ガダマーの解釈学における〈理解の歴史性〉について
──聖書解釈との関連から 岡田勇督 145
カント哲学における神学の問題と道徳神学の位置づけ 南翔一朗 159
朝鮮語における神の訳語ハナニム 金香花 175
ヴァルター・フライターク「伝道の神学」における教会論 南裕貴子 191
高橋五郎の神道理解──『神道新論』と『諸教便覧』を中心に 洪伊杓 207
キルケゴールにおける「詩」の問題──「可能性」との関連から 谷塚巌 225
彙報
出版:京都大学基督教学会
基督教学研究 第35号