教皇フランシスコ キリストとともに燃えて――偉大なる改革者の人と思想
2013年3月、南米大陸およびイエズス会から史上初めて選ばれた教皇フランシスコ。世界最大の宗教に内側から挑み、人生のすべてをカトリック教会改革に捧げてきたその道のりは、決して平坦なものではなかった。
自国アルゼンチンでのペロン政権との複雑なかかわり、1970年代以降の独裁・軍事政権下での宗教者としての懊悩、「解放の神学」の解釈をめぐる葛藤、イエズス会の内部分裂と国内追放……。彼はさまざまな困難をどう乗り越え、どのように枢機卿から教皇の座に就任したのか。また、彼が掲げる「貧しい人のための貧しい教会」という思想はいかにして生まれ、彼が進めようとしているのはどのような「変革」なのか――ブエノスアイレスでの青少年時代、家族や指導者たちからの影響と信仰の形成、アルゼンチンおよびチリでのイエズス会士としての修練、イエズス会創立者イグナチオの霊性を身につける過程などにも遡りながら、ロング・インタビューや膨大な資料に基づいて、その思想と生涯を詳細に描く。
★2015年秋までの軌跡を反映した「エピローグ」を含む本格的評伝!
【推薦の言葉】
あなたの生き方を変える1冊。
教皇が進めている教会改革は、キリスト者のみならず、人間がこれからどう生きるべきかを私たちに問いかけています。本書はその「希望」の道すじを深い共感とともに教えてくれる好著です。
――池長潤・カトリック名誉大司教
聖性は激動の歴史の中でこそ輝く
混迷する社会の中でひとつの真実の道を探し求めているあなたにとって、教皇フランシスコの生きた道程は一条の光となり、あなたの道を照らしてくれるだろう。
――英 隆一朗s.j.(カトリックイエズス会士、聖イグナチオ教会助任司祭)
出版社からのコメント
2013年3月、南米大陸およびイエズス会出身で史上初の教皇に選出されたフランシスコは、生涯を教会改革に捧げてきた。教皇がめざす「貧しい者のための貧しい教会」とは? その思想の形成過程と半生を詳細なインタビューと調査に基づいて描く、本格的評伝。
著者:オースティン・アイヴァリー
翻訳:宮崎修二
出版:明石書店
教皇フランシスコ キリストとともに燃えて――偉大なる改革者の人と思想
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