弱さのなかの力 偽りのない心の祈り

  • 弱さのなかの力 偽りのない心の祈り
目まぐるしい暮らしのなかで、さまざまなできごとに心が痛み傷つき、うめきながら、貧しく偽りのない心をさらけ出すとき、弱さのなかに神の力が働く。

訳者「あとがき」より
祈りとは聴くことだといわれます。神に聴くすべ―けれどここでもいつものように、先ず神が聴いてくださる、ということもできます。最高の聞き手でありたもう神に、偽りない心の思いを日々語るうち、語りつくせぬものと思えた心の傷も、遠い記憶も、もつれた思いも、いつか神のみこころの中に吸収されてまことの静けさが訪れ―そこから他のだれのものとも違った、生ける神との独自な交わりが開けます。この本がそのような交わりの一つのきっかけとなることを願っています。

初版発行:2015年6月10日


【もくじ】

気が散るとき
ゆるし
牧場のひばりによせる祈り
いのちにかかわる病をみて
存在の神秘
疲れはてて
夜の祈り
感謝
朝の祈り
学校教師の祈り
生と死
受諾
キリストを見る
約束
傷ついたキリスト
罪と弱さ
いのちへの願い
摂理によせて
ペトロの祈り
神のみまえに出て
疲れた人々のために
朝の奉献
病気の床で
キリストの導きをたたえて
ゆるしのために
神はいのちのがわに立たれる
希望
「あなたはわたしを知っておられる」
聴くための祈り
冷淡な人のために
偽りのない祈り
決断をくだすにあたって
腹を立てたあとの祈り
マリアに
神を感じたい
第二の世界の祈り
神への信頼
キリストの祈り
訳者あとがき


著者紹介

著者:ウィリアム・ブレオー(William Breault, S.J.)
1962年、司祭叙階(イエズス会)。
神学、哲学のほか美術・演劇を専攻。アメリカでテレビ番組と、その他オーディオ・ヴィジュアルの企画制作、演劇の監督など広く活躍。

訳者:宮沢邦子(みやざわ くにこ)
1963年、東京都立大学修士課程を修了。英米文学専攻。元常磐大学教授。著書に『現代イギリス女性作家を読む』(共著)『イギリス女性作家の半世紀』(共編著)(以上 勁草書房)。訳書に『箱船からの祈り』『動物たちのコラール』『いのちのしるし』(女子パウロ会)『もっとなにかが……』(篠崎書林)ほか。

出版:女子パウロ
A6判 並製
167ページ

弱さのなかの力 偽りのない心の祈り

880円(本体800円、税80円)

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