聖書の世界が見える 植物篇

  • 聖書の世界が見える 植物篇
内容紹介

聖書に出てくる植物から聖書を理解しようとする試みは、あまりなされていない新鮮なアプローチです。
韓国で漢方医学を専攻し、イスラエルで現代医学の博士課程を修了した私にとって、聖地イスラエルで育つ植物は単純な「木や草」以上の意味がありました。
時間を見つけては資料を集め、整理しながら、聖書を正しく理解するには聖書の植物を体系的に学ばなければという確信を得たのです…

イエスは最後の過越の祭りを前に、実のないいちじくの木を呪われました。聖書は「いちじくのなる季節ではなかったからである」という親切な説明を加えています。
時期になっていなかったため、実をつけていないいちじくをイエスが呪われるとは。かえってこの説明がなければ、すんなりと理解できるのに…。
しかし、イスラエルのいちじくがどのように実をつけるのかを知ったなら、このような困惑は消え去ります。(本文より)


本の紹介

ザアカイはしゅろの木の多いエリコで、なぜいちじく桑の木に登ったのか?
イエスはまだ時期が来ていないため、実のついていなかったいちじくをなぜ呪われたのか?
からし種は本当に大きな木に育って鳥が巣を作るのか?
『聖書の世界が見える-植物篇』は、いちじく、オリーブ、いちじく桑の木、えにしだの木など、イスラエルで育つ聖書に出てくる植物の話を通して、様々なみことばの意味を解き明かしていきます。
本書は1世紀のユダヤ人の文化と風習を通して聖書を理解する新しい目を開き、誰ひとり答えられなかった暗号文を解くパスワードを提供してくれるはずです。
その時まさに、聖書の世界が見えるのです!



目次

プロローグ  聖書を読むパスワード 植物

CHAPTER1 イエスは、なぜ、いちじくの木を呪われたのか。
         実を結ばない、いちじくの木
CHAPTER2 イエスは、なぜ、ゲツセマネの園で祈られたのか。
         耐え忍ぶオリーブの木
CHAPTER3 ザアカイは、なぜ、いちじく桑の木に登ったのか。
         牧者といちじく桑の木
CHAPTER4 イエスは、なぜ、最初の奇蹟にぶどう酒を選ばれたのか。
         生命力をみなぎらせるぶどうの木
CHAPTER5 大祭司の衣には、なぜ、ざくろが下がっているのか。
         最高の栄誉を象徴するざくろ
CHAPTER6 アロンの杖には、なぜ、アーモンドの花が咲いたのか。
         揺り起こすアーモンドの木
CHAPTER7 エリヤは、なぜ、えにしだの木の下で死にたいと願ったのか。
         人々の嘆きを聞いてくれたえにしだの木
CHAPTER8 アブラハムは、なぜ、柳の木を植えたのか。
         荒野のような人生の安息地、柳の木
CHAPTER9 雑草がからしの木になるのか。
         巨木になった雑草、からし菜
CHAPTER10 いばらの木がもみの木になるのか。
         新しい希望を象徴するもみの木
CHAPTER11 イエスは、なぜ、いばらの冠をかぶられたのか。
         群衆の愚かさを裁くいばらの木
CHAPTER12 むろの木は、なぜ、呪われたのか。
         呪われたソドムのりんご
CHAPTER13 ソロモンは、なぜ、杉の木で宮を建てたのか。
         栄華を象徴する杉の木
CHAPTER14 放蕩息子は、なぜ、いなご豆を食べたのか。
         貧しい者の食べ物、いなご豆
CHAPTER15 しっかりとした妻は腕の太い女性か。
         労苦の実を結ぶ麦
CHAPTER16 ソロモンは、愛する女性に会うために、なぜ、くるみの木の庭に下って行ったのか。
         愛と円満を象徴するくるみ
CHAPTER17 レアとラケルは、なぜ、恋なすびを巡って争ったのか。
         愛を象徴する恋なすび
CHAPTER18 イエスがエルサレムに入城されたとき、ユダヤ人たちは、なぜ、しゅろの木の枝を振ったのか。
         アルバ ミニム1−しゅろの木
CHAPTER19 腹から生ける水の川が流れる!
         アルバ ミニム2−柳の木
CHAPTER20 夢の中で生い茂った枝を見たなら宝くじを買いなさい?
         アルバ ミニム3−茂り合った枝(ミルトス)の話
CHAPTER21 そのきこりは、なぜ、木にいのちをかけたのか。
         驚くべき生命力を持ったツェロフハデ
CHAPTER22 ダビデは、なぜ、ヒソプで自らを洗い清めてほしいと言ったのか。
         謙遜な植物、ヒソプ
CHAPTER23 サムソンは、なぜ、自分の力が干されていない弓の弦にあると言ったのか。
         弓の弦の秘密
CHAPTER24 モーセは、荒野の水に何を投げ入れたのか。
         荒野の水を清くする植物
CHAPTER25 地が呪われて生まれた植物はあるか。
         滅びを象徴する植物の話
CHAPTER26 シャロンの花はどんな花か。
         イスラエルの夏の花と冬の花の話
CHAPTER27 ソロモンは、愛する人にどんな香水をつけてあげたのか。
         イスラエルの香料

エピローグ ユダヤ人たちとの隔たりが埋まることを願いつつ


著者の紹介 リュ・モーセ

オンヌリ教会所属のイスラエル派遣宣教師であり、オンヌリのイスラエルベースの地域責任者である。現在、《イスラエルトゥデイ》で編集長として仕えながら、文書宣教を通してイスラエルの回復を知らせる働きをしている。また、歴史・地理・文化を通して聖書を立体的に理解できるよう助ける九日間の<現地体験聖書一読学校>プログラムを、聖地イスラエルで運営している。慶熙大学 漢方医学科を卒業し、江南白病院で漢方医長となり、ヘブル医大細胞生理学修士課程とヘブル医大薬理学博士課程を卒業した。


著者:リュ・モーセ
出版:ツラノ書院

聖書の世界が見える 植物篇

1,656円(本体1,505円、税151円)

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