イエス・キリスト、神の子、救い主――ニケア公会議1700周年(325−2025年)

  • イエス・キリスト、神の子、救い主――ニケア公会議1700周年(325−2025年)
025年にニケア公会議1700年にあたって発表された文書。

ニケア・コンスタンチノープル信条のキリスト論的、三位一体論的、人間論的源泉を明らかにし、今もキリスト者を導くニケア公会議について、それがあかしした「イエス・キリストの出来事」と、それがもたらした「知恵の出来事」「教会の出来事」を考察するとともに、ニケアで宣言された信仰の信頼性の条件を分析する。



【目次】

本文書について
前置き

序文――栄唱、神学、告知

第一章 救いに関する信条――ニケアの教義の栄唱と神学


1 わたしたちを救う神の三つの位格のはかりしれなさを把握する―無限に「神は愛である」

 1・1 子と聖霊の偉大さの基盤としての、父である神の父性のはかりしれなさ
 1・2 〈ホモウーシオス〉という表現を用いたことに関する考察
 1・3 救済史の統一性


2 救い主キリストとその救いのわざのはかりしれなさを把握する
 2・1 キリストをそのすべての偉大さにおいて見る
 2・2 救いのわざのはかりしれなさ――その歴史的確実性
 2・3 救いのわざの偉大さ――過越の神秘


3 人間に与えられた救いのはかりしれなさと、わたしたち人間の召命のはかりしれなさを把握する
 3・1 救いの偉大さ――神のいのちに歩み入る
 3・2 神的愛への人間の召命のはかりしれなさ7
 3・3 教会のたまものと洗礼のすばらしさ


4 救いのはかりしれなさをともに記念する――ニケア信仰のエキュメニカルな意味と、復活祭を同じ日に祝う希望



第二章 信仰者の生活におけるニケア信条――「われわれは洗礼を信じ、信じることを祈る」


序言――わたしたちが告白する信仰を生きる

1 洗礼と三位一体信仰
2 信仰告白としてのニケア信条
3 説教とカテケージスによる深まり
4 御子への祈りと栄唱
5 賛歌における神学



第三章 神学的・教会的な出来事としてのニケア


1 キリストの出来事―「いまだかつて、神を見た者はいない。〔……〕独り子である神、このかたが神を示されたのである」(ヨハネ1・18)
 1・1 受肉したことばであるキリストが御父を示す
 1・2 「しかし、わたしたちはキリストの思いを抱いています」(一コリント2・16)――創造の類比と愛徳の類比
 1・3 キリストの祈りを通して御父を知る


2 知恵の出来事――人間の思考にとっての新しさ
 2・1 啓示は人間の思考を豊かにし、広げる
 2・2 文化的・異文化間対話的な出来事
 2・3 教会の創造的な忠実さと、異端の問題


3 教会的な出来事――最初の普遍公会議としてのニケア公会議
 3・1 教会はその本性と構造によってキリストの出来事に根ざす
 3・2 教会のカリスマの構造的な協力とニケアへの道
 3・3 ニケア普遍公会議



第四章 すべての神の民が近づくことのできる信仰を守る



序言――ニケア公会議とキリスト教の神秘の信頼性の条件


1 救いをもたらす真理の全体に奉仕する神学
 1・1 終末論的に有効な真理であるキリスト
 1・2 救いと神的〈子性〉の過程


2 教会の仲介と、教義的連続性の転換――三位一体、キリスト論、聖霊論、教会論
 2・1 信仰の仲介と教会の神秘
 2・2 異論とシノダリティ
 2・3 合意を形成し、新たにするための聖霊の舌


3 ゆだねられた信仰の遺産を見守る――もっとも小さい者に奉仕する愛
 3・1 すべての人に示される神の民の一致した信仰
 3・2 政治権力に対して信仰を守る



結 び 今日、すべての人にわたしたちの救いであるイエスを告げ知らせる




訳者あとがき


出版社: カトリック中央協議会
著:教皇庁 国際神学委員会
訳:カトリック中央協議会事務局
発売/発行年月: 2026年7月
判型: B6
ページ数: 192頁

イエス・キリスト、神の子、救い主――ニケア公会議1700周年(325−2025年)

1,210円(本体1,100円、税110円)

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