ツィンツェンドルフ ドイツ敬虔主義の巨星
第一人者による最良の入門的評伝
ニコラウス・ルートヴィヒ・フォン・ツィンツェンドルフ伯爵(1700-1760)は、ドイツ有力貴族の子として生まれ、ドレスデンの宮廷顧問官として活躍したが、モラヴィアから逃れてきた宗教難民を保護し、ヘルンフート兄弟団を設立した。自らもヨーロッパ諸国をはじめアメリカ大陸でも伝道に献身。神秘主義と正統ルター派神学の両者を継承し、数多くの賛美歌を作詞し、民衆のための〈心の神学〉を唱道した。本書は豊富な図版と共にその生涯を描く。
【目次】
第一章 われはツィンツェンドルフという者なり
第二章 極めて巧みな手にゆだねられて
第三章 厳しい寄宿学校教育での扱いにくい生徒
第四章 反抗的な学生
第五章 貴族旅行と若き伯爵夫人たち
第六章 宮廷顧問官はドレスデンで嵐の道を行く
第七章 オーバーラウジッツにおけるツィンツェンドルフによる紛争の火種
第八章 田舎風のえり抜きの人々の来訪と独特な町の誕生
第九章 全世界におよぶ関与
第一〇章 皇帝の勘気―― 新たな住居
第一一章 ヨーロッパをくまなく
第一二章 アメリカにおいて
第一三章 独創的な時代?
第一四章 ロンドンでの六年間とドイツへの帰還
判型: 四六変型
ページ数: 320頁
著者:エーリヒ・バイロイター
訳者:梅田與四男
出版:新教出版社
発行年月: 2025年11月
ツィンツェンドルフ ドイツ敬虔主義の巨星