広島教区百年史
日本のカトリック教会には、現在、15の教区が存在する。本書は、その中の一つであるカトリック広島教区の創立百周年に際し、「記念誌」としてではなく、「歴史書」として編纂されたものである。広島教区では、これまでも幾度か教区史がまとめられたが、そのすべてが残っているわけではない。今回、百年史が編纂されたのは、時の経過とともに教区の大切な資料の散逸が予測されるため、ひとまず出来事と経緯が忘却されることのないようにまとめ、次世代に託す必要があったからである。
【目次】
はじめに
教区創立前史
第一章 教区創立とイエズス会(一九ニ三〜一九ニ七年)
第ニ章 統制と戦時体制下の教会(一九ニ八〜一九四〇年)
第三章 太平洋戦争戦時下の教会(一九四一〜一九四五年)
第四章 信教の自由獲得と教勢発展(一九四五〜一九五ニ年)
第五章 教区の発展(一九五ニ年〜一九六五年)
第六章 世界平和記念聖堂の建設(一九四五〜一九五四年)
第七章 公会議と教区(一九六五〜一九八一年)
第八章 教区財政について
第九章 教皇ヨハネ・パウロ二世来広を受けて(一九八一〜一九九五年)
第十章 平和の使徒を目指して(一九九五〜ニ〇ニ三年)
参考文献・参考資料
索引(用語・人名集)
あとがき
出版社: サンパウロ
著訳者: 広島教区百年史編纂委員会:編
発売/発行年月: 2025年9月
判型: A5
ページ数: 540
広島教区百年史