神秘─すべての道の彼方

  • 神秘─すべての道の彼方
異なる立場に立つ2人の著名なベネディクト会修道士による魂の対話。
「霊性の道」の実存的選択の決断を迫る討議の書。

《目 次》
はじめに─神秘の存在─(編集者ウィンフリート・ノンホフ)
根源を生きる(ウィリギス・イェーガー)
神秘を探し求めて(アンセルム・グリュン)
今後の展望(ウィリギス・イェーガー、アンセルム・グリュン)

(著者)
アンセルム・グリュン
1945年生まれ、19歳の時にベネディクト修道会ミュンスターシュワルツアッハ修道院に入る。哲学、神学、経営学を学んだ後に1977〜2013年までミュンスターシュワルツアッハベネディクト会修道院事業の財務経営責任者を務めた。修道院ではヌルシアのベネディクトの規則による人材育成法を学んだ。また昔の修道士、教父の伝統の再発見に努め、その伝統を現代に現実化して生かすこと、現代心理学を用いて聖書による福音を現代的に解釈して宣教することに従事。年間1万人以上が参加するコースや講演において、人間の悩みや問題に耳を傾け、多くの人々の霊的助言者、霊的同伴者として活躍している。
 彼はドイツ語圏において最もよく読まれているキリスト教著述家の一人であり、35か国以上の言語に翻訳されている著書は広く世界の人々に感銘を与えている。

著者:ウィリギス・イェーガー
1925年生まれ、ミュンスターシュワルツアッハベネディクト会修道院の修道士として哲学、神学を学び、1952年に司祭に叙階された。1960〜1964年、ジュセルドルフのカトリック青少年連盟の本部で広報担当の責任者として活躍、1964〜1975年、「国際カトリック宣教部」活動の責任者として活動、とりわけアフリカ、中東アジア、ラテンアメリカ等の児童福祉、生活環境の改善、救済する宣教活動の一環に参加することを申し出ることになった。
 1972年、坐禅の修練を始め来日、鎌倉、長谷にある三雲禅堂において山田耕雲老師に師事し、1980年、禅を教える資格を取得する。瞑想の霊的導師として禅体験を基盤とするキリスト教的ヨーロッパ的神秘主義を形成し、東西世界のすべての宗教宗派を超越する宗教を目指した。
2020年3月20日、帰天。

訳者:八城 圀衛(やしろ くにもり)
  1931年、京都生まれ。上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。東邦大学名誉教授。
[訳書]
B・へーリング 『キリストにおける性の解放』中央出版社
ウィリギス・イェーガー 『禅キリスト教の道』、『東西の叡智』、『W・イェーガー講話集』(I、II)、『久遠の叡智』、『「神」の彼方』(以上、教友社)など。

出版社‏ : ‎教友社 (2025/3/7)

神秘─すべての道の彼方

2,200円(本体2,000円、税200円)

購入数

カテゴリーで選ぶ

モバイルショップ