預言者の言づて かがんで 聴いて そっと生きたら
人生は言葉にならないことがじつは一番面白いのだと、教えていただきました。だから、もう少し受けた言づての続きを生きてみようと思います。(「おわりに 希望の話を」より)
月刊『カトリック生活』(2024年3月より休刊中)の好評連載「預言者の言づて」が、読者の要望に応えて1冊の本になりました。人に寄り添い、共に笑い慟哭し、歩み続ける著者が出会った、キリストの続きを生きる現代の預言者たちの「言づて」です。
■ もくじ
はじめに にじり口から
第一章 樫の木の下で
ちょうど、よかった
ひとつの顔
しがらみ
見よ、この人を
百年のいのり
立ち止まれば、花
第二章 手のひらに刻まれた人
花のようになったらば
かげぼうし
ひとりじゃない
ふろしき賛歌
じぃっと見つめたら
言葉なきいのり
天使に遇いましたか
第三章 眩しさのあとさき
道端の隣人たち
ささやく空蝉
たね火
タロウのしっぽ
お星さんが一つでた
やさしさの続き
水がめを運ぶ人
第四章 凛として
傍らに立つ母
明日は、あなた
風のように、雲のように
偏らないこころ
独りで座る
あのひと言で
第五章 都合のない人に
なんども出会い直したら
剣を鋤に、槍を鎌に
捨て身な人たち
別の道を来た人
もしできることなら
思いがけないこと
おわりに 希望の話を
著者: 古巣馨
1954年長崎県五島市生まれ。1981年、初来日した教皇ヨハネ・パウロ二世により司祭叙階。カトリック長崎教区司祭。現在、長崎大司教区法務代理、長崎純心大学教授、司教協議会列聖列福委員会委員、長崎刑務所教誨師等を務める。
発売/発行年月: 2024年8月
判型: 四六
ページ数: 288
出版社: ドン・ボスコ社
預言者の言づて かがんで 聴いて そっと生きたら