じょっぱりの人−羽仁もと子とその時代−
2021〜2024年まで雑誌『婦人之友』に好評連載の「羽仁もと子とその時代」が、ついに1冊に。近代女性史に大きな足跡を残したもと子の姿が、明治・大正・昭和の時代の中で、鮮やかに浮かび上がります。
「じょっぱり」はもと子の故郷・青森では、信じたことをやり通す強さをいう言葉。よいことは必ずできると信じて、多くの人を巻き込みながら突き進んだ、もと子そのものです。
羽仁もと子とはどんな人か━━?
1883(明治22)年、青森県八戸市生まれ。明治草創期の日本で、女性ジャーナリストの草分けとして活躍。
1903(明治36)年、夫羽仁吉一と共に雑誌『婦人之友』を創刊。その後「自由学園」「全国友の会」を設立した。
明治、大正、昭和の時代を情熱と行動力で駆け抜けた羽仁もと子。
次々にアイデアを思いついては、強い意志を持って形にし、大きな運動体を巻き起こしていった。
そんなもと子の生きざまを、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集長を25年務め、『鷗外の坂』など数多の著作を執筆した森まゆみ氏が、1冊にまとめ上げた。
じょっぱり(信じたことをやり通す強さという意味の青森の方言)の人は、激動の時代をどう生きたのか。鮮やかな文章で浮かび上がる。
出版:婦人之友社
著者:森まゆみ
2024年4月
判型: A5
ページ数: 432
じょっぱりの人−羽仁もと子とその時代−