哲学 第75号 戦争と暴力/中国哲学の可能性

●大会シンポジウム「戦争と暴力」
・シンポジウム報告(鈴木泉・渡名喜庸哲)
・正戦論の限界に関する批判的検討(眞嶋俊造)
・戦争と人間――哲学的観点から(横地徳広)
・戦争が動物にもたらす暴力と人間への問い(神島裕子)

●学協会シンポジウム「中国哲学の可能性」
・学協会シンポジウム報告(山内志朗・朝倉友海)
・哲学・理学・経学(垣内景子)
・哲学の異端――中国哲学と世界哲学(中島隆博)
・東アジア哲学と「意味」への問い(朝倉友海)

●哲学教育ワークショップ「国際哲学オリンピック(IPO)と哲学教育」報告(梶谷真司)

●初期キャリア研究者支援ワークショップ「公募のあり方について――応募者の負担を減らすための実践例と性別欄・写真欄の問題」報告(三木那由他)

●応募論文
哲学者の直観は素人の直観より信頼できるのか(稲荷森輝一)
知覚の因果説と選言説の両立可能性(岡部幹伸)
デリダにおける「哲学的経験」――後期ハイデガー思想にもとづく詩の言葉の受容(小原拓磨)
トマス・アクィナスにおける存在分割の原理としての本質について(小山田圭一)
〈閉じない体系〉としての認識実在論――ハーバーマス『真理と正当化』のブランダム批判をめぐって(佐々木尽)
他者の現実性と異他性はどのように経験されるのか――フッサール他者経験論の擁護(佐藤大介)
西田幾多郎の後期哲学におけるメタモルフォーゼの理論――形・絶対無・反復をめぐって(眞田 航)
隠されたピュロン主義――ヒューム『人間知性研究』第十二節の読解(澤田和範)
ヒュームにおける「行儀の規則」(高萩智也)
『善の研究』の「基礎づけ」再考――「純粋経験」における超越論的な統一の分析を介して(竹内彩也花)
ケアの倫理は「脆弱性」概念をどのように用いるべきなのか――ケアを巡るポリティクスの視点から(冨岡 薫)
〈予-考慮praemeditatio〉は反キュレネ派的か?――キケロ『トゥスクルム荘論集』III28-31の検討(長尾柾輝)
アフロディシアスのアレクサンドロスにおける天と人間の実践(野村拓矢)
ベルクソン『創造的進化』による生命進化の「心理的解釈」の意義(濱田明日郎)
二〇世紀の技術論とニヒリズム――丸山眞男とカール・レーヴィットの人間観を再考する(フラヴィア・バルダリ)
「コペルニクス的転回」から「コペルクス説の転覆」へ――後期メルロ゠ポンティにおける超越論的観念論批判(柳瀬大輝)
知識を生み出す能力――『純粋理性批判』の形相質料論的解釈(山下智弘)
「赦し得ないもの」をめぐる赦しの在り処――リクール『記憶・歴史・忘却』における「留保としての忘却」概念の検討(山野弘樹)

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●インターナショナルセッション総括PhilosophyandChildhood:ImpactsofP4/wConPhilosophy(河野哲也/ワルター・オマール・コーハン/マグダ・コスタ・カルバリョ)

欧文要旨
欧文目次

日本哲学会 編

出版:知泉書館

2024年4月1日 発売

哲学 第75号 戦争と暴力/中国哲学の可能性

1,980円(本体1,800円、税180円)

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