世界のクリスマス百科事典

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クリスマスの成り立ちと南半球・非キリスト教圏を含めた世界のクリスマスを紹介。第I部の歴史編では発祥、宗派の違い、民話との融合、娯楽化・商業化を解説。第II部の地域編では英国・フィンランド・イタリアなどの欧米はもちろん、中国・レバノン・ブラジル・フィジーなどの過ごし方を概説。興味深い食事・風習・飾り・プレゼントなども紹介。

クリスマスは現在、アジア・アフリカ・オセアニアなど世界中で繰り広げられるお祭りです。では世界各地ではどのように過ごすのでしょうか。またサンタやトナカイ、プレゼントの交換などはどこから来たのでしょうか。クリスマスは宗教の違い、さらには宗派の違い、地域によってもその過ごし方はさまざまです。

本書では歴史と地域性の両方を紹介いたします。第I部の歴史編では元々の冬祭・民話との融合、宗派による違い、芸術化、ディケンズやハリウッドなどの商業化、日本での受入れを解説します。第II部ではフィンランド、ドイツ、オーストリアといったヨーロッパはもちろん、世界の各地域を章立てとして、中国、シンガポール、ベトナム、インド、レバノン、フィジーといった国・地域ごとの世界各地のクリスマスの過ごし方を1項目4p/6pで写真も交えながら概説します。各地の風習や食事、飾り、プレゼントなどが満載の手に取るのが楽しい1冊です。

第 I 部 歴史編

クリスマスの歴史 総説/イエスの生誕,12月25日/ローマのサトゥルナリア祭と冬至祭/ゲルマン世界の冬至祭/降誕から公現への十二夜/古代東方キリスト教のクリスマス/サンタクロースの出現/中世・近代における祝祭/プロテスタント教会の祝祭/正教会のクリスマス/英国近代社会とディケンズ/習俗としてのクリスマス:ツリーとプレゼント/芸術となったクリスマス/日本への伝達:L.フロイスからカクレキリシタンへ/日本での定着:明治から平成へ/米国の大衆文化から:ディズニーとハリウッドの世界/非欧米世界でのクリスマス受容

第II部 地域編

総説

1.東アジア

日本/日本(在留外国人)/大韓民国/台湾/中華人民共和国/コラム1 クリスマスのコレクション

2.東南アジア・南アジア

インド共和国/インドネシア共和国/シンガポール共和国/スリランカ民主社会主義共和国/ネパール/フィリピン共和国/ベトナム社会主義共和国/ミャンマー連邦共和国/コラム2 サンタクロースの住所

3.中央・北アジア

ウクライナ/ベラルーシ共和国/モンゴル国/ロシア連邦/コラム3 アドヴェント・カレンダー

4.西アジア

イスラエル国およびパレスチナ/トルコ共和国/レバノン共和国/コラム4 火あぶりにされたサンタクロース

5.ヨーロッパ

アイルランド共和国/イタリア共和国/英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)/エストニア共和国/オーストリア共和国/オランダ王国/ギリシャ共和国/クロアチア共和国/スウェーデン王国/スペイン王国/デンマーク王国/ドイツ連邦共和国/フィンランド共和国/フランス共和国/ブルガリア共和国/ボスニア・ヘルツェゴビナ/ポルトガル共和国/ルーマニア/コラム5 鐘のキャロル

6.アフリカ

エジプト・アラブ共和国/エチオピア連邦民主共和国/ガーナ共和国/ケニア共和国/タンザニア連合共和国/ナイジェリア連邦共和国/南アフリカ共和国/コラム6 ディケンズの『クリスマス・キャロル』とクリスマスの祝い方

7.アメリカ

アメリカ合衆国(一般)/アメリカ合衆国(アーミッシュ)/アルゼンチン共和国/ガイアナ共和国/カナダ/ガリフナ/キューバ共和国/ジャマイカ/ドミニカ共和国/トリニダード・トバゴ/ブラジル連邦共和国/ベネズエラ・ボリバル共和国/ペルー共和国/ボリビア多民族国/ホンジュラス共和国/メキシコ合衆国/コラム7 クリスマスを彩るハイチ独特の伝統

8.オセアニア

オーストラリア連邦/ニュージーランド/バヌアツ共和国/パプアニューギニア独立国/フィジー共和国

390ページ

樺山 紘一 編(印刷博物館 顧問/渋沢栄一記念財団 理事長)
中牧 弘允 編(国立民族学博物館 名誉教授)

丸善出版 (2023/12/1)

世界のクリスマス百科事典

15,400円(本体14,000円、税1,400円)

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