語らいと祈り 信仰の12ステップに取り組んだ人々の物語
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人は語らいながら、告白しあいながら、
深刻で重い問題自体は変わらないものの、
そこから解放されていく。
藤掛 明(臨床心理士)
日常を置き去りにしがちな自分の本当の感情をもみつめ、霊的生き方を妨げている情緒的問題、自分の弱さと強さを霊的同伴者と共に見つめ成長させて頂くことができる、そんなプログラムの実際を紹介しているこの本はまさに、イエスの約束されている「豊かないのち」を追い求める人々の、魂の記録です。家山めぐみ(臨床心理士等、牧師配偶者)
自分の場(教会)を離れ、肩書きや役職を離れて私個人として定期的に仲間と会い、お互いにありのままを受け入れあい、祈りあうことができる交わりを、このステップを通して主が私のために備えてくださり、自分自身のことを語ること、また他の方々の語られることを聴くことを通して、神さまの助けと仲間の助けを得て、自分自身が変えられていく経験をしました。小暮敬子(牧師配偶者)
主な目次
推薦の言葉
信仰の12 ステップの本が発行されるにあたり 家山めぐみ/主にある豊かな交わりに支えられて 小暮敬子
はじめに
(1)28 年間の歩み/(2)「一人ひとりは神さまからの贈り物」
1章 教会での働きと12 ステップ
(1)問題の解決を求めて/(2)とりあえずグループを組む/(3)「共依存ってなんのこと」/(4)人間関係の中で病むこと/(5)境界線の確立/(6)共感してもらうことの喜びと、同伴してもらう心強さ/(7)グループからもたらされた効果/(8)「教会が用いる道具として有効なグループ・セラピー」/(9)人と共に生きるために
2章 家族依存症から回復した 朝子さん
(1)出会い/(2)事件発生/(3)愛子さんのこと/(4)朝子さんの気づき/(5)「回復したい!」/(6)「12 ステップの恵み」 朝子/(7)朝子さんが待ち望んだこと
3章 うつ病からの回復 高志さん
(1)出会い/(2)罪を認め変革を求める/(3)「男の本音 ―― 12 ステップと私」高志さんのあか
しより/(4)弱さを出すことができる教会へ/(5)「奉仕の中にキリストはいない」
4章 全身から怒りを出している 明日香さん
(1)ひたすら食べる/(2)誠実に伝道師の務めを果たす/(3)「どんなに考えてもやっぱりかわ
いそうな子だった」/(4)「心がざわつく」明日香
5章 クリスチャン3代目としての悲しみ 順一さん
(1)出会い/(2)熱心な教会/(3)初めて知った聖書の神/(4)束縛された子ども時代/(5)
愛する伴侶のために。まだまだ回復の途上/(6)過去の自分からの解放のために
6章 家族の絆を回復した貴美枝さんと尚紀さん
(1)出会い/(2)「もうだめかもしれない」/(3)「私が悪かった」/(4)「お母さん気が付い
て!」/(5)自分の分を果たす/(6)「イエスさまの言われたとおりに」その頃書かれた喜美枝さんのあかし/(7)大きな悲しみ/(8)埋め合わせの作業/(9)尚紀君の本当の姿とは
7章 廣瀬先生が望んでおられたこと
(1)お酒の問題と家族の問題/(2)ディアコーンとしての働き/(3)霊性を主体とする回復プログラム/(4)自助グループの立ち上げと引継ぎ/(5)「今の時代は12 ステップを必要としている」
おわりに
(1)伝道師になって40 年/(2)子ども時代を豊かに過ごすことの大切さ/(3)下りて行く道/(4)これからの「信仰の12 ステップ」
感謝の言葉
付録 [信仰の12 ステップ]はじめの一歩
著者: 松下景子
東京基督教短大 神学科卒業。日本同盟基督教団 横浜白山道教会伝道師。保育士:元横浜白山道教会 付属幼稚舎光の園 副園長。横浜市:放課後児童クラブ光の園支援員。
「親子コミュニケーションスキル教室」インストラクター産業カウンセラー(一般社団法人 日本カウンセラー協会)
「信仰の12 ステップ」(キリスト者の生き方・成長の12 ステップ)CLG12 ステップ事務局長。(Twelve Steps For Christian Living Groups)
2023年7月
判型: 四六
ページ数: 176
出版社: ヨベル
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