福音宣教 2023年6月号
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キリストを伝えるカトリック月刊誌
巻頭特別企画
◆憲法とキリスト教 第6回 天皇型人権 南野 森×森島 豊×久保文彦×小林 剛
(戦前から日本で使われ定着していた「人権」という言葉の意味が、いかに戦後の日本国憲法が語る人権と異なっていたか、衝撃を受けます。それは今も現代日本の人権に関する偏った考え方の水面下に依然、存在し、影響し続けているのかもしれません)
世のメタファーを読む
◆開かれた部屋と閉ざされた部屋 濱田欧太郎
(キリスト者150名以上に密着取材し、6年がかりで完成された日本全国のキリスト者の「証し」を集めたこれまで類例のないノンフィクション作家へのインタビューです。諸宗派の異なった感じ方を内側、また外側から垣間見ることができます)
月間テーマ 移動・移住する人々とともに
◆インタビュー 命の心配をせずに暮らしたいだけ――ミャンマーから家族の声 安田菜津紀
(運命に翻弄されミャンマーから日本へ逃亡せざるを得ず、いまも苦しみの中でたくましく生きる家族の苦闘の歴史が浮き彫りになっています。現代日本に移動・移住する人々にとって自由と人権の理不尽かつ暴力的な制限がどのくらい重く課せられているか、実感してみましょう)
◆インタビュー ベトナムからの人々を支援する 編集部
――ペトロマリア・グェン・フ―・ヒェン神父
――シスター・マリア・レ・ティ・ラン
――ヨセフ・グエン・タン・ニャー神父
(ボートピープルを40年以上支援し続けるベトナム人司祭、また、元ボートピープルであり、今はベトナム人のあらゆる相談を受ける専門職であるシスター、そして日本の小教区の助任司祭であり、わたしたちの教会のために働きながら、空いている時間をベトナム人司牧に捧げている司祭、それぞれが相互に支え合いながら共に支援活動をしている実際の様子を知ることができます)
連 載
◆風よ! 炎よ! 私にことばを! 22 どうする地方の教会 伊能哲大
◆京・江戸・博多、そして巴里 17 憲法とはどのようなものか・完 南野 森
◆祈りがないと生きていけない 第6回 サダナ黙想の指導をしながら(1) 植栗 彌
◆使徒的書簡 Desiderio desideravi(切に願っていた)を読む
――教会活動の頂点であり源泉である典礼について 第6回
活きた典礼のための養成――典礼の養成はシンボル(象徴)を理解することから始まる フランコ・ソットコルノラ
◆栗田隆子と、フェミニスト神学に学んでみよう! 第6回 グスタボ・グティエレス
『解放の神学』を読む――フェミニスト神学のベースに流れるもの 栗田隆子
◆イエスのたとえ――生きる希望のしるべとして 第6回
「タラントン」のたとえと「ムナ」のたとえ 本多峰子
◆私とイエスとの出会い 第6回 福音書のつづき 橘 依理子
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語 第6回 「アシュタロト」という緩み 高橋洋成 高橋洋成
オリエンス宗教研究所 発行
福音宣教 2023年6月号