聖書外典偽典2 旧約外典2
新約聖書成立の背景や初期キリスト教会の歴史を知るのに重要・不可欠な資料、歴史研究の資料。
「旧約聖書外典の第二巻としての本訳書は、ベン・シラの知恵やソロモンの知恵のような旧約聖書正典の知恵文学に続く非常に重要な文書と、バルク書、エレミヤの手紙のように正典エレミヤ書と関係させられ、外典に入れられて伝えられたもの、マナセの祈りのように、イスラエルの歴史で重要な位置をしめる正典のマナセ王にちなんだ短い祈り、さらに正典ダニエル書に付加されてギリシア訳に入れられて伝えられ、正典との関連で重要な三文書、また正典のエステル記への付加文書を含む。前二者とその後の比較的短い諸書では意味がちがうが、共通なことは内容上、形式上─これは旧約聖書のギリシア訳の問題とも深くからむ─旧約聖書正典との深い関わりから、旧約聖書外典として重要なものである。」(「はしがき」より)
[収録内容]
ソロモンの知恵(関根正雄訳)
ベン・シラの知恵(村岡祟光訳)
バルク書(森田光博訳)
エレミヤの手紙(小田島太郎訳)
マナセの祈り(藤村和義・土岐健治訳)
ダニエル書への付加―アザリヤの祈りと三人の若者の歌/スザンナ、ベルと龍(以上新見宏訳)
エステル記への付加(土岐健治訳)
1977年11月
判型: A5
ページ数: 558
著者:日本聖書学研究所
出版社: 教文館
聖書外典偽典2 旧約外典2