考古学からみた筑前・筑後のキリシタン: 掘り出された祈り (西南学院大学博物館研究叢書)

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1998-99年度,博多遺跡群調査でメダイと鋳型が出土,キリシタン時代の博多が重要な地点であったことを裏付ける大きな発見だった。──

これまで考古学的手法を用いたキリシタン時代の調査研究は少なかったが,2000年ごろから関連遺跡の発掘調査と遺物の出土が相次ぎ,より精度の高い新解釈が可能に。
本書では,おもに筑前・筑後と,キリシタン文化が隆盛した豊後,島原・天草一揆の終焉の地となった肥前原城から出土した貴重な遺物・資料を紹介。キリシタン考古学調査研究の経緯をたどりつつ,最新資料とともに筑前・筑後のキリシタン時代の復元を試みる。

【オールカラー/特別展図録】

鬼束 芽依 (編集)
1996年生まれ。西南学院大学大学院国際文化研究科国際文化専攻博士前期課程修了。大野城心のふるさと館学芸員を経て,現在,西南学院大学博物館学芸研究員。専門は日本考古学(近世)。特に,近世日本社会における日蘭交流,異文化受容について。編著として,『伝えられた「日本」─地図にみる日本のすがたとその変遷』(花乱社,2020年),主な研究論文として,「考古学の先駆者としての吉田雀巣庵─『尾張名古屋博物会目録』を通して」(『西南学院大学博物館研究紀要』第8号,2020年),「コンプラ瓶の成立過程についての一考察:フラスコ形ワインボトルとコンプラ瓶の比較研究を通して」(『江戸遺跡研究』第10号,2023年3月刊行予定)などがある。

出版社 ‏ : ‎ 西南学院大学博物館(花乱社) (2023/2/1)

考古学からみた筑前・筑後のキリシタン: 掘り出された祈り (西南学院大学博物館研究叢書)

1,100円(本体1,000円、税100円)

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