旧約聖書 物語られた歴史

  • 旧約聖書  物語られた歴史
名著の待望の邦訳
激動の歴史の中で神を尋ね求めた人々の言葉を読み解く

1957年の初版以来5度におよぶ改訂を重ね、今日にいたるまで半世紀以上も旧約入門・概説書として絶大な信頼を得ている名著。
著者の流麗な筆致は、歴史的研究、考古学的調査、文学批評、聖書神学をひとつの「物語」に編み込み、900頁近い大著ながら、読者を巨大で複雑多様な旧約の世界に引き込んで飽きさせない。

【目次より】
 序 論
第1部 民の創造
 第1章 イスラエルの始まり
 第2章 束縛からの解放
 第3章 荒れ野での契約
 第4章 約束された土地
 第5章 全イスラエル物語の形成
 第6章 信仰と文化の闘争
第2部 諸国民のようになるイスラエル
 第7章 ダビデの王座
 第8章 イスラエルを悩ます預言者たち
 第9章 おとめイスラエルは倒れた
 第10章 死と契約するユダ
 第11章 モーセ律法の再発見
 第12章 国家の滅亡
第3部 契約共同体は再建される
 第13章 バビロンの水のほとりにて
 第14章 新しい時代の夜明け
 第15章 祭司たちの王国
 第16章 イスラエルの賛美
 第17章 知恵のはじめ
 第18章 未完の物語

*特色:以下の33個の小コラム=【定義】が、重要概念を解説し、理解を助ける。
ヘブライ語聖書/イスラエル共通時代/物語と歴史/セム人セム語族/ヘブライ/ヤハウェ、エホバ、主/しるしと不思議/契約/聖戦/祝福/申命記的、申命記史家的/バアルとアシュタロト/パレスチナとカナン/メシア/預言者/エフライムとユダ/エロヒスト(E)/HESED/申命記史家的歴史/編集史批判/悔い改め/ユダヤ人ユダヤ教/四書、五書、六書/救済者/ラハブ海/アラム語/ハラハーハッガダー/詩歌集(PSALMS)詩編(PSALTER)/様式批評/頌栄/神義論[弁神論]/人の子/正典批判

著者:B.W.アンダーソン 
Bernhard Word Anderson、1916-2007。1939年メソジスト教会で按手を受け、のちに会衆派教会でも牧師を務めた。1945年イェール大学で旧約学により博士号を取得。コルゲート大学、ドルー大学、プリンストン神学校などで教鞭をとった。引退後もボストン大学で講師を務めた。考古学から文献学にいたる旧約聖書神学の広範な領域で多くの業績を残している。邦訳には『深き淵より――現代に語りかける詩篇』(中村健三訳、新教出版社、1989年)、『新しい創造の神学――創造信仰の再発見』(高柳富夫訳、教文館、2001年)がある。

高柳富夫:訳

2023年1月

判型: A5
ページ数: 872

出版:新教出版社

旧約聖書 物語られた歴史

7,370円(本体6,700円、税670円)

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