自給している聖職者たち 特任聖職実践ガイド (ヒルダ・ミッシェル叢書2)

  • 自給している聖職者たち 特任聖職実践ガイド (ヒルダ・ミッシェル叢書2)
付: 中原康貴「特任聖職の歴史と日本聖公会における可能性」

【抜粋】ヒルダ・ミッシェル叢書2の発刊によせて(日本聖公会首座主教 武藤謙一) 中原康貴司祭の翻訳されたジョン・リーズ著『自給している聖職者たち ─ 特任聖職実践ガイド』、および同師の「特任聖職の歴史と日本聖公会における可能性」がヒルダ・ミッシェル叢書として刊行されることを嬉しく思います。 前者は英国聖公会での特任司祭の現状と課題、可能性について書かれていますが、英国聖公会にいかに多くの特任聖職の方々がおられ、またいかに多様で大切な働きを担っているかを知ることができます。わたし自身、これほど多くの特任聖職がおられること、今後さらに専任聖職数が減少し、特任聖職の担う働きが多くなっていくことも初めて知ることができました。 特に各章の終わりには、特任聖職の方々の声が記されており、お一人おひとり、遣わされている環境も違いますが、様々な葛藤を抱えながらも喜びと誇りをもって働いておられることに励まされる思いでした。また本書で特任聖職について理解を深めることは、同時に専任聖職の存在意義、その働きは何かを改めて考えさせられます。 ・・・ 本書を読まれる皆さまが、聖公会の聖職への召命は決して専任聖職という道だけでなく、個人の職業、専門知識、キャリアを活かす聖職の道があることを知り、特任聖職として神様の宣教の業に参与する方が与えられるならばなんと素晴らしいことでしょう。 【抜粋】監訳者からの言葉(日本聖公会中部教区主教 西原廉太) ここに、中原康貴司祭の訳されたジョン・リーズ著『自給している聖職者たち―特任聖職実践ガイド』が上梓されますことを、心から喜びたいと思います。日頃の多忙な牧会の合間を割いて、大部の翻訳を完成されたことに敬意を表します。監訳者にご指名いただきましたが、大きな修正提案などは何一つなく、むしろ、訳文に引き込まれ、一般の読者より一足先に本書に触れることのできた役得に感謝をしています。中原司祭が本書の訳稿に尽力された理由は、巻末に付された中原司祭自身の論考「特任聖職の歴史と日本聖公会における可能性」を読めば十分に理解できます。中原司祭はこのように論じられます。「宣教協働区・伝道教区の導入は主教会主導で進められたが、同じ熱量で特任聖職の養成を主教会が主導すれば、特任聖職はこれまで以上に誕生するであろう」。 現在、日本聖公会はさまざまな難題に直面しています。中でも聖職者不足は深刻です。神学校の新入生が不在であることも決して稀なことではありません。仮に聖職志願者が出ても、支える財政的保証が出来ないという、本末転倒の話も出てきます。本書においても指摘されるところですが、どれほど素晴らしい宣教・牧会の方針やプログラムを練り上げたとしても、実際にはそれを土台で支え、また、ファシリテートできる豊かなタラントを持った聖職者の存在がなければ、ただの絵に描いた餅でしかないことは、誰しもが実感していることです。確かに、特任聖職や世俗聖職を中心とした多様な形の按手奉仕職の実践を試みることは、中原司祭が指摘される通り、「宣教協働区・伝道教区」の展開以上に、きわめて喫緊の課題であると言えます。そういう意味でも、本書の出版は誠に時宜にかなったものです。・・・


著者:ジョン・リーズ
訳者:中原康貴
監訳:西原廉太
出版:かんよう出版

2022年8月

判型: 四六
ページ数: 286


自給している聖職者たち 特任聖職実践ガイド (ヒルダ・ミッシェル叢書2)

1,650円(本体1,500円、税150円)

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