レプラと奇跡 脱神話化と脱医学化に向けて

  • レプラと奇跡 脱神話化と脱医学化に向けて
キリスト教の言説史をさかのぼる

聖書のレプラとは何を指していたのか。この言葉はどのように受容され、いかなる概念史を形成するに至ったのか。古代キリスト教文献を中心とする膨大なデータベースから実証的解明を試みた画期的労作。



【目次より】

第一部 古代ギリシア医学と七十人訳聖書――言説史の背景をめぐって

第1章 医学文献におけるレプラとエレファンティアシス
第2章 ヘレニズム期ユダヤ社会における祭祀からの医術の独立の過程
第3章 レビ記13章2-46節の「脱医学化」のための試論
第4章 七十人訳聖書、新約聖書に見られるレプラの具体例
第二部 レプラ理解の形成と分岐――奇跡の神学をめぐって
第5章 キリスト教文献におけるレプラとエレファンティアシス
第6章 5世紀初頭におけるレプラとエレファンティアシス
第7章 クリュソストモスとアレキサンドリアのキュリロスにおけるレプラと奇跡の神学

考察および結論

出版社: 新教出版社
著訳者: 堀忠:著
発売/発行年月: 2022年7月
判型: A5
ページ数: 280

レプラと奇跡 脱神話化と脱医学化に向けて

5,940円(本体5,400円、税540円)

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