何を信じて生きるのか
コロナ禍で大学に通えず、ほとんどの時間を家で悶々と過ごしていた若者。「何でこんなことになるんだ」。
ひとり暮らしのアパートから学校へ続く道の途中、踏切の向こう側の建物が目に入る。コンビニへ行くときも前を通る場所。
中に入ったことはない。が、ちょっと気になる。教会だった。
「わざわざ日曜日にミサに行くほどの価値があるのだろうか。
変な勧誘をされても困るし、初めての場所に顔を出すのは気が重い」。
そんな彼を待つ運命は――。
姜尚中氏推薦! 「現代の『ストレイシープ』(迷える子)に捧げる愛の教えの対話」
「数ある教えや思想のなかで、キリスト教にもわりといい見方、考え方があると感じてもらえたら」(著者)。
人と人生を比べてみじめな気持ちになる。他人を信用できず、好きになれない。
そんな方に、絶望から一歩踏み出すドアのあり処を示してみたい。
著者:片柳弘史
1971年埼玉県上尾市生まれ。94年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。94-95年インド・コルカタにてボランティア活動に従事。マザー・テレサから神父になるよう勧められる。98年イエズス会入会。現在は山口県宇部市で教会の神父、幼稚園の講師、刑務所の教誨師として働く。
著書に『こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366』(教文館、2018年度キリスト教書店大賞)、『やさしさの贈り物 日々に寄り添う言葉366』(同、2021年度キリスト教書店大賞)、『世界で一番たいせつなあなたへ マザー・テレサからの贈り物』(PHP研究所)など多数。
出版 : PHP研究所
(2022/7/22)
何を信じて生きるのか