泥流地帯

  • 泥流地帯
人生の試練に意味はあるのか。
苦しい開拓と貧困を乗り越え、真面目に生きてきた家族。そのすべてを、突然の火山爆発がのみ込んでゆく――。

大正15年5月、十勝岳大噴火。突然の火山爆発で、家も学校も恋も夢も泥流が一気に押し流してゆく……。上富良野の市街からさらに一里以上も奥に入った日進部落で、貧しさにも親の不在にも耐えて明るく誠実に生きている拓一、耕作兄弟の上にも、泥流は容赦なく襲いかかる。真面目に生きても無意味なのか? 懸命に生きる彼らの姿を通して、人生の試練の意味を問いかける感動の長編。

著者:三浦 綾子
出版:新潮社

泥流地帯

880円(本体800円、税80円)

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