あのポプラの上が空 新装版

  • あのポプラの上が空 新装版
亡父の友人の厚意で、札幌の病院長の家に下宿し、医学部を目指す佐川惇一。誰もが羨む裕福な一家と思われたが、やがて彼らが世間から隠そうとする家族の闇に触れる。近くにいながら信じあえず壊れてゆく家族を目の当たりにしながら、生きることの意味を問い続ける惇一たち。再生への祈りに満ちた現代小説。

家族だからって仲がよい
とは限らない。

裕福な病院長一家を蝕むものはーー
愛と祈りの作家・三浦綾子、最後の現代小説

幸福って何だろうね

テーマは一貫している。〈人間はいかに生きるべきか〉という問いかけがそれである。その問いに全身をかけ、いちどもしりぞいたことがない。(高野斗志美「解説」より)

著者について
●三浦綾子 みうらあやこ●
1922年北海道旭川市生まれ。64年朝日新聞社の懸賞小説に『氷点』が入選。国民的ベストセラーに。人間の愛、祈り、原罪をテーマに書き続ける。99年77歳で逝去。

出版:講談社

あのポプラの上が空 新装版

858円(本体780円、税78円)

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