『キリスト教養育』と日本のキリスト教
幼児教育に「信仰の継承」の糸口を探る!
キリスト教教育を学ぶ者に必読の名著『キリスト教養育』。
個人主義や教会と国家の分離を経験した19 世紀のアメリカにおいて、教会と家庭が「子どもをクリスチャンとして育てる」重要性について説いた神学者ブッシュネルの思想は、子どもの洗礼や教会員資格、回心などをめぐり、様々な論争を惹き起こした。
ブッシュネルの主著と論争から、現代日本の教会活性化、ひいては「信仰の継承」につながる糸口を考察する。
[目次]
第1章 序論
第2章 ホーレス・ブッシュネルがめざした「クリスチャン・アメリカ」
第3章 リヴァイヴァリストのジョエル・ホーズと、いわゆる反リヴァイヴァリストのホーレス・ブッシュネルとの対立
第4章 『キリスト教養育』の構造と内容
第5章 ホーレス・ブッシュネルの幼児洗礼論と幼児教会員資格論
第6章 ベネット・タイラー──ホーレス・ブッシュネル論争
第7章 ホーレス・ブッシュネルとピューリタニズム
第8章 結論
第1附章 鈴木健一著「『キリスト教養育』を考える──森田美千代著『ブッシュネル「キリスト教養育」の成立過程研究』を読んで」への応答
第2附章 なぜ日本にキリスト教教育が必要なのか
出版社: 教文館
著訳者: 森田美千代
2011年7月
『キリスト教養育』と日本のキリスト教