沈黙の声を聴く マルコ福音書から
福音書に登場する、社会の周縁に置かれた人物やその背景に迫る
聖書に描かれる弱者や女性たち。彼らを抑圧し、彼女たちを社会や人々から遠ざけていたものは何であったのか。当時の社会的背景や慣習を鑑みつつ、マルコ福音書の物語と丁寧に向き合い、テキストを通してイエスが私たちに訴えかけ、呼びかける声に耳を傾ける。
【目次】
まえがき/凡例
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第1章 沈黙の声を聴く(マルコ5・21―43)
――会堂司ヤイロの娘と血の流れの中にいる女性の物語
第2章 植民地的支配が民衆にもたらす苦悩(マルコ5・1―20)
――ゲラサ地方の悪霊たちに憑かれた男性の物語
第3章 差別克服への道を探る(マルコ7・24―30)
――シリア・フェニキアの女性の物語
第4章 祈りと信仰のパラダイム(マルコ9・14―29)
――耳も聞こえずものも言えない息子とその父親の物語
第5章 イエスの十字架への道を決定的にした女性の物語
(マルコ12・41―44)
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第6章 見えない境界線――血・因習・女性
第7章 セクシュアリティと結婚
第8章 イエスの草の根(政治)経済学とその基盤となる倫理
第9章 マルコ福音書における贖罪論?
第10章 イエス誕生の秘話――衝撃の連続
あとがき/初出一覧/参考文献《日本語》/参考文献《外国語》
著者:絹川久子
出版:日本キリスト教団出版局
沈黙の声を聴く マルコ福音書から