歌いつつ聖徒らと共に キリスト者の死と教会の葬儀
アメリカ有数の説教学者が、現代のキリスト教葬儀について問う
近年、キリスト教会の葬儀は大きく変わりつつある。しかし、そこに問題はないのだろうか。キリスト教葬儀を源流からたどりつつ、キリスト者はどのように死を理解し、備えたらよいのか、またどのように葬儀を執り行うべきか、よい葬儀説教とは何か、具体的に論述する。
♦目次♦
第一部 背 景
第1章 死を示すしるし─人間の儀式、キリスト教の慣習
第2章 忌避される体と復活させられた体について
第3章 キリストにあって死んだ者の将来
第4章 キリスト教の葬儀に、いったい何が起こったのか
第5章 信仰のドラマとしての葬儀
第二部 死に際しての教会の務め
第6章 わたしたちの死の時において
第7章 よい葬儀のしるし
第8章 葬儀のプランを立てる─実際的な事がら
第9章 生と死についての真実を語る─葬儀における説教
補遺 難しい葬儀
【著者紹介】Thomas G. Long (トーマス G.ロング)
1971年アメリカのアースキン神学校で修士課程を終え、1980年にプリンストン神学校で実践神学(説教学と礼拝学)を専攻して博士号を取得している。以後、1983年までコロンビア大学で、さらに1997年までプリンストン神学校で教鞭をとり、ジョージア州アトランタにあるエモリー大学神学部で説教学の教授として活躍した。ロング氏は「アメリカ説教学会」の中心的存在であり、1989年には同学会の会長も務めている。また『Journal for Preachers,Theology for Today』といった神学雑誌の編集主幹としても腕を振るい、『New Interpreter'sBible』の編集にも携わっている。
【訳者紹介】吉村和雄(よしむら・かずお)
1949年福島県生まれ。
1990年よりキリスト品川教会教会主任牧師。
出版:日本キリスト教団出版局
歌いつつ聖徒らと共に キリスト者の死と教会の葬儀