まさか、この私が 脳卒中からの生還
日本には 279 万人の脳卒中患者がいると言われる。
その多くが後遺症に苦しんでいる。
本書は、脳卒中リハビリの専門家として治療する立場にあった著者(言語聴覚士)が、自ら体験した発症から職場復帰までを克明に記した貴重な記録。
当事者の立場から、リハビリのあり方を問い直し、障害(後遺症)からの回復の具体的な道筋を示す。
著者はキリスト者として、教会などでも講演活動をしている。
[目次]
第一章 青天の霹靂(あっ、足が!/音のない右側の世界/救急搬送/救急処置/その時家族は/教科書ではわからない意識障害 ほか)
第二章 急性期(ぶきっちょぎっちょ/言われなければわからない感覚障害/高次脳機能障害/見えているのに意識に上らない/左半身への無関心 ほか)
第三章 回復期(転院珍道中/365日リハビリ/更衣の苦労/「ストレスをよく噛み砕き栄養へ」/重りのような腕/神様に感謝! ほか)
第四章 復職準備(持つべきものはいい友人/認知運動療法の開始/ターミネーターの手/発症後初の帰神/身体障害者手帳の交付/生活のアイデア ほか)
第五章 復職(高齢者向け住宅への引っ越し/教員活動再開/認知運動療法の継続/NHKラジオ放送番組に出演/来春の退職を決意/3・11 ほか)
第六章 退職後(公園と非常勤講師/上肢のリハビリ/言語と高次脳機能障害のリハビリ/日常の生活/夫からのエール ほか)
著者:関啓子
出版:教文館
まさか、この私が 脳卒中からの生還