現代聖書注解 サムエル記 上

  • 現代聖書注解 サムエル記 上
イスラエルが国家へと変容する激動の時代から聖書を読み解く

政治的要因、英雄の台頭、神の多様な働きにより、古代イスラエルが部族連合から中央集権国家へと急激に変容した時代。その移行する過程を描く「サムエル記」を文芸学的に考察・議論。テキストが表現する現実の奥行きと深み、また超越的な神の働きを読み解く。

【目次】

刊行のことば
謝  辞
凡  例


第1部 サムエルの台頭
サムエル記上1―7章

サムエル記上1―3章 サムエルの正統性
  サムエル記上1・1―28
  サムエル記上2・1―10
  サムエル記上2・11―4・1a
サムエル記上4・1b―7・1 神の箱の物語
  サムエル記上4・1b―22
  サムエル記上5・1―12
  サムエル記上6・1―7・1
サムエル記上7・2―17 士師としてのサムエル

第2部 サウルの支配
サムエル記上8―15章

サムエル記上8章 サムエルの報告
サムエル記上9―11章 サウルの公認
  サムエル記上9・1―10・16
  サムエル記上10・17―27
  サムエル記上11・1―15
サムエル記上12章 古い契約、新しい王制
サムエル記上13―15章 サウルの排除
  サムエル記上13・1―23
  サムエル記上14・1―52
  サムエル記上15・1―35

第3部 ダビデの台頭
サムエル記上16・1―サムエル記下5・10

サムエル記上16―17章 羊飼い、楽人、戦士としてのダビデ
  サムエル記上16・1―13
  サムエル記上16・14―23
  サムエル記上17・1―58
サムエル記上18―20章 サウルの宮廷におけるダビデ
  サムエル記上18・1―30
  サムエル記上19・1―24
  サムエル記上20・1―23
  サムエル記上20・24―34
  サムエル記上20・35―42〔新共同訳21・1〕
サムエル記上21―22章 ダビデ、サウルの宮廷から逃亡する
  サムエル記上21・1〔新共同訳2節〕―22・5
  サムエル記上22・6―23
サムエル記上23―26章 サウル、ダビデを追跡する
  サムエル記上23・1―29〔新共同訳24・1〕
  サムエル記上24・1―22〔新共同訳2―23節〕
  サムエル記上25・1―44
  サムエル記上26・1―25
サムエル記上27―30章 ダビデのペリシテでの賭け
  サムエル記上27・1―28・2
  サムエル記上28・3―25
  サムエル記上29・1―11
  サムエル記上30・1―31
サムエル記上31章 サムエルの預言は成就した

参考文献
訳者あとがき

【著者紹介】
ウォルター・ブルッゲマン(Walter Brueggemann)
1933年アメリカ生まれ、ユニオン神学大学院で学位取得、イーデン神学大学院(1961-8年)とコロンビア神学大学院(1986-2003年)で研究と後進の指導にあたる。その神学は専門の旧約聖書学のみならず、現代への知的、社会的関心を背景としながら現実の教会や牧会をも視野におく。現代アメリカを代表する聖書学者であるだけでなく、米国キリスト合同教会の牧師としても知られる。緻密で包括的な聖書学の専門知を教会という臨床の場で生かそうと努力を続けてきた希有な存在である。その故に聖書学のみならず、現代神学全般にも大きな影響力をもつ神学者のひとり。

【訳者紹介】中村信博(なかむら のぶひろ)
1955年長野県に生まれる。1978年同志社大学神学部卒業。1981年同志社大学大学院神学研究科聖書神学専攻博士前期課程修了。日本基督教団正教師。現在、同志社女子大学学芸学部教授。

出版社: 日本キリスト教団出版局

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7,040円(本体6,400円、税640円)

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