アッシジのフランチェスコと自然 自然環境に対する西洋キリスト教的態度の伝統と革新
“自然を愛した聖人”として今も広く崇敬される聖フランチェスコ。
彼の自然環境への態度とはどのようなものだったのか?
有名な「鳥への説教」の挿話や『兄弟なる太陽の讃歌』の詩は何を意味するのか?
綿密な資料研究と中世自然観の再検討を通してフランチェスコの思想を正しく分析し、現代の生態学的な問題探究への基礎を提供する包括的な論究。
[目次]
序論 中世的自然観についての神話
第一章 禁欲の伝統と初期フランシスコ会の見解
第二章 フランチェスコの創造の解釈における伝統的要素
第三章 フランチェスコの創造物への態度における伝統からの超越性とその最初の主要な影響──「島への説教」
第四章 創造物へのフランチェスコの特別な関心
第五章 『兄弟なる太陽の讃歌』における伝統とその影響
第六章 『兄弟なる太陽の讃歌』の意味をめぐる論争
第七章 『兄弟なる太陽の讃歌』──創造についてのフランチェスコの理想像
第八章 フランチェスコ──事実と遺産
附論1 フランチェスコとカタリ派
附論2 初期フランシスコ会資料の分析
附論3 初期資料における島への説教
出版:教文館
著者:R・D・ソレル
訳者:金田俊郎
2015年3月
アッシジのフランチェスコと自然 自然環境に対する西洋キリスト教的態度の伝統と革新
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