イエス最後の一週間 マルコ福音書による受難物語
十字架へと向かう最後の一週間、イエスは何を語り、求め、生き、死んでいったのか?
彼の死から約40年を経て書かれたマルコ福音書をモティーフに、史的イエス研究の第一人者ふたりが、イエスの辿った受難から復活への物語に秘められたメッセージを説き起こす!
序章 イエスと「パッション」
第1章 棕櫚の聖日(エルサレム/イエス以前のエルサレム/マルコ福音書とエルサレム ほか)
第2章 月曜日(マルコ福音書の額縁構造/いちじくの木から学ぶこと/動物の血による供犠の意義 ほか)
第3章 火曜日(イエスの権威に対する挑戦/イエスの譬えと権力者に対する訴え/カエサルへの納税 ほか)
第4章 水曜日(裏切り者の必要性/十二弟子の無理解/贖罪──代理か参加か ほか)
第5章 木曜日(最後の晩餐/ゲッセマネ、祈り、そして逮捕/尋問と糾弾 ほか)
第6章 金曜日(「贖罪のための代理死」再考/マルコ福音書による良き金曜日/イエスの犠牲死 ほか)
第7章 土曜日(神の正義と被害者への報い/神の正義と体のよみがえり/イエスの復活と義人の復活 ほか)
第8章 復活聖日(歴史か譬えか/譬えとしてのマルコ福音書の復活物語/復活物語の中心主題 ほか)
出版:教文館
著者:J.D.クロッサン/M.J.ボーグ
訳者:浅野淳博
2008年2月
イエス最後の一週間 マルコ福音書による受難物語