使徒的共同体 美徳なき時代に
経済的繁栄が追求される一方、失業、モラルの低下、心の病など、至る所で交わりの崩壊現象に直面している現代社会。
教会はどのような使命をもっているのだろうか?
美徳を創出する使徒的共同体としての教会の形成とその課題について考察する。
[目次]
序 美徳なき混迷の時代
第一章 リバタリアン対コミュニタリアン
第二章 共同体論者との対話(1)──A・マッキンタイアーの場合
第三章 共同体論者との対話(2)──R・N・ベラーの場合
第四章 共同体論者との対話(3)──M・ウォルツァーの場合
第五章 個人、共同体、社会
第六章 神的制度としての教会
第七章 共同体の創造(1)──最初の契約
第八章 共同体の創造(2)──新しい契約
第九章 共同体の創造(3)──神のコイノーニア
第一〇章 選びと召命──共同体契約
第一一章 三位一体論と共同体
第一二章 使徒的共同体──教会の召集、建設、派遣
第一三章 パラクレーシスと聖書的ナラティヴ
第一四章 美徳と礼拝──キリスト者の召命、委託、派遣
第一五章 使徒的共同体の語り──物語の説教を批判する
第一六章 明治の近代化
第一七章 戦後の大衆化
結び 共同体を再建しなさい
著者:芳賀力
出版:教文館
使徒的共同体 美徳なき時代に