祈りについて 神との対話
祈りを「神との対話」と呼んだカルヴァンの祈祷論。
巻頭に、編者による懇切な解説を付す。
またカルヴァンの実際の祈りを紹介。
そして、詳細な祈祷論として有名な『綱要』第3篇第20章の各節に、編者が丁寧な注解を付し、カルヴァン祈祷論の核心に迫る。
祈りを学び、祈りへ手引きするための最高の書であるだけでなく、『綱要』への、またカルヴァン神学全体への最適の入門書でもある。
【目次から】
序論 ジャン・カルヴァンの祈りについて (編者)
五つの前提
祈りの意味と本質
なぜ、祈らなければならないのか
正しい祈りの法則
主の祈り
結論
カルヴァンの祈りから
公的な、定まった形式の祈り
非公的な場での自由な祈り
『キリスト教綱要』第3篇第20章
(1-3節)祈りの本質とその価値
(4-16節)正しい祈りの法則
(17-20節)キリストの執りなし
(21-27節)諸聖人に執り成しを願うことの誤り
(28-30節)祈りの種類:密室の祈りと公同の祈り
(31-33節)歌や言葉で言い表す祈りをすることについて
(34-43節)主の祈り:最初の三つの祈りの釈義
(44-47節)終わりの三つの願い
(48-49節)結論的な考察。主の祈りの適応、他の言葉を使うことも自由
(50-52節)祈りのための特別な時間を定めること、失望しないでその時を持ち続けること。
カルヴァン著
ジョン・ヘッセリンク 編
秋山 徹 訳
出版:新教出版社
祈りについて 神との対話