イエスとは誰か 史的イエスに関する疑問に答える

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私たちの「史的イエス」(=イエスの歴史的実像)に対する興味と関心は尽きない。だがそれは、教会の教義をいったんカッコに入れ、聖書の記述を批判的に吟味検討する作業を必要とする。本書は、史的イエス研究に常に一石を投じ続けてきた著者が、自らのイエス観のエッセンスをインタビュー形式に託して率直に語った好著。目の覚めるような聖書解釈が展開される。
また、全米各地から著者に送られてきた多くの手紙を各章の冒頭に紹介。著者の見解を歓迎するもの、忌避するものなど、現代アメリカ人のイエスをめぐる宗教感情の多様性が分かり興味深い。

【目次より】
1 ともかく福音書を読んでみよう
2 イエスは神の御子、処女マリヤの子か
3 洗礼者ヨハネとイエスはどう関わったのか
4 イエスは何を教えたのか
5 イエスは奇蹟を起こしたのか
6 キリスト教はイエスの新興宗教か
7 誰がなぜイエスを処刑したのか
8 復活の日に何があったのか
9 どのようにしてイエスがキリストになったのか

【著者について】
John Dominic Crossanは1934年アイルランド生まれ。16歳でマリアの僕修道会に入り24歳で司祭に叙階。教皇庁立聖書学研究所などで学ぶ。後に還俗。ドポール大学教授として長く教鞭をとった。史的イエス研究の「第三の波」を代表する精力的な執筆活動をしている。邦訳は『イエス――あるユダヤ人貧農の革命的生涯』(新教出版社)ほか多数。

著者:ジョン・ドミニク・クロッサン
訳者:飯郷友康

出版:新教出版社

イエスとは誰か 史的イエスに関する疑問に答える

2,090円(本体1,900円、税190円)

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