新教新書275 新約聖書入門

  • 新教新書275 新約聖書入門
聖書学と教会の信仰とを架橋する入門書

新約聖書の「正典」としての意味、その背後にある初期キリスト教の多様な流れ、主な文書・記者の神学思想、そして新しい聖書学研究の傾向などを、やさしく解説・紹介した入門書です。

もともと『教師の友』に連載された好評を博した内容です。

いちど《新教ブックス》から刊行されましたが長らく品切れ状態となり、読者からのお問い合わせが多かったので、内容をアップデートし、新書判で復刊します。

巻末に新たに文献表も付け加えました。

さらに進んだ勉強を志す人のための参考となります。



[目次]

第1講  新約聖書とは何か

第2講  キリスト教の成立と正典

第3講  「本文批判」の必要性

第4講  キリストは神か

第5講  「伝道者」としてのパウロ

第6講  煩悶する実存主義者パウロ?

第7講  「キリストにあって一つ」

第8講  都市を拠点とする伝道戦略

第9講  下積み職人パウロの信仰義認論

第10講  イエスの実像

第11講  「第三の探求」派のイエス像

第12講  歴史のイエスと信仰のキリスト

第13講  共観福音書の謎

第14講  イエスの生きざまを伝えるマルコ

第15講  暴露者イエス

第16講  マタイとマルコ、その違い

第17講  律法を「愛」に先鋭化したマタイ

第18講  ルカ 終末遅延に対する神学的回答

第19講  ルカの救済史の構図

第20講  ヨハネの描くイエスの不思議

第21講  グノーシス主義とヨハネ

第22講  闘いの書簡「ペトロの手紙一」

第23講  牧会的な説教としての「ヘブライ人への手紙」

第24講  公正な世界の幻を記す「ヨハネの黙示録」

第25講  これからの新約研究の方向性

著者:笠原義久
出版: 新教出版社

新教新書275 新約聖書入門

1,650円(本体1,500円、税150円)

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